二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナGO〜なくしたくない物〜 歌詞公開中 アドバイスください ( No.370 )
- 日時: 2012/03/03 14:32
- 名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: z52uP7fi)
49.緋詞唯、なんでこんなところにいる
天「え、ど、どういう……。」
天馬が、目を見開いた。あたりにいた先輩たちも、なにも言えずにいる。
ユ「天馬がキャプテンになることくらい、ずっとまえから予想してたんだ。まあ、神童先輩が、もしいなくなってしまった場合、だけど。」
天「で、でも、俺がユエをここにおいておくか、退部にさせるかを決める理由がよく……。」
ユ「兄さんから話しを聞いたのは知ってるよ。フィフスセクターである俺をここにおいておくか、退部させるか。これは大切なこと。だからこそ、キャプテンが決めなくちゃいけない。ですよね、円堂監督。」
ふり返られた円堂監督は、言葉もなくうなずいた。
再びユエは、天馬の顔を、正面から見ると、真剣な顔になった。
ユ「どうする? 天馬。俺をこのままここ……サッカー部においておくか、それとも、強制的にサッカー部を出ていってもらうか。」
天「それは……。」
言いよどむ天馬に、ユエは追い打ちをかけるようにつづける。
ユ「ひとつ言っておくけれど、これはサッカー部全体……いや、もっと大きく言うなら、『革命』のことも考えて、判断して欲しい。天馬の決めたことに、俺はもんくは言わない。もうサッカー部に、口も出さない。だから…………落ちついて、判断してね。」
ユエはおだやかな顔になった。さっきまでの張り詰めていた顔が、うそみたいだ。
天馬といえば、うつむいたまま、一言も発しない。ずいぶん悩んでいるんだろうな……。
キャプテンって、たいへんなんだろうな……。
数分後、ユエが、口を開いた。
ユ「俺、帰るわ。」
輝「えっ!?」
ふり返ると、ユエは、ちょっと不満そうな顔だった。
そっか。ユエ、こういうズッシリっていうか、重い空気、きらいそうだもんな。
いつまでもいたくないのかも。
だからって、自分のことなのに……。
ユ「俺、オジャマ虫みたいだし。じゃ、ゆっくり決めてね。」
ユエはそう言うと、手を頭の後ろで組んで、立ち去っていった。
(ユエ視線)
あーあ、勝手に出て行っちゃったけど、みんな誤解してないかなあ。
だって、俺がいたら、天馬、言いにくいだろ、きっと。
だから出てきたんだけど……ちょっと勝手すぎたかなぁ。
ユ「……あれ?」
向こう側に、誰かが見えた気がした。
……いや、むしろ、はっきり存在してるんですがww
ユ「もしかして、緋詞?」
緋「あたり! すげえね。」
出てきたのは、転校生・緋詞唯。……こんなとこでなにしてんだ、ゴラ。
と、思ったけど、まあおさえて……;;
ユ「なにしてんだよ、ここで。」
緋「うん、なんとなく。てか、ここでしょ、月流さん家。」
ユ「……やっぱり、フィフスセクターだったんだな。」
緋「バレてた?」
緋詞は、ペロッと舌を出してみせる。やめろ、おまえ、男だろうが。
ユ「まあ、正確には『元』シードだよな。なんでここにいるんだ?」
緋「正直に言う。会ってみたかったから。」
ユ「やめろ。」
あー、なんだか頭が痛くなってきた。あの発作のせいじゃないよな、うん。
このまま立ち聞きしててもむだそう。
ユ「上がれよ。立ち話、つかれるからさ。」
緋「はーい。」
……緋詞、おまえ、いちおう女子の家なんだから、少しは遠慮しろよ……。
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えー、駄作度が増してますね、うん。