二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマイレブンGO〜なくしたくない物〜 コメントください! ( No.40 )
- 日時: 2012/01/08 11:59
- 名前: 柳 ゆいら (ID: jIh6lVAe)
4.明らかになった真実【中編】
〜ユエ語り〜
小3の頃の、ある体育の授業のさなか。きゅうに胸が苦しくなって、意識がフッとなくなったんだ。
気がつくと、学校の近くにたてられていた病院のベッドにいた。
「俺、いったい——?」
看「あら、気がついた? ここは○○病院よ。あなたのいとこのお兄さんもいらしてるわ。
安心して。絶対先生が病名をつきとめ——あっ、先生! ……先生、どうされたんですか?」
看護師と俺が見たのは、くもった表情をした先生。
ボードを片手にベッドのとなりのいすに座った先生の顔を見て、俺の胸は、不安で押しつぶされそうになった。
先「月流君。」
「((ビクッ は、はい。」
先「残念ながら……君の病名、かかった理由など、まったく分からなかった。」
この瞬間、俺はベッドの上でこうちょくした。俺にとっていちばんの絶望ってのは、この瞬間だったかな。
先「ひとつ分かることは、心臓に害がおよぶ可能性がある、ということだけです。」
そのあと、俺はひとりで家に帰った。いとこの兄を呼ぼうか、と看護師は言ったけど、このことは、かくしておきたかった。
家に帰ると、兄さんがちょうど、お昼を食べ終わったところだったらしい。コーヒーを入れていた。
兄「お帰り。きょうは早かったな。」
「う、うん。先生がカゼになっちゃって。午前の授業が終わって給食を食べ終わったら下校したんだ。」
兄「そうだったのか。先生、大丈夫か?」
「うん、あしたには治ってそうだよ。となりのクラスの先生が病院に連れて行こうとしたら、ジタバタしてたもん。」
兄「なんだそれ。」
なんでいとこの兄さんと暮らしてるかっていうと、1年のとき、両親に騙されたうえ捨てられたんだよな;; アハハ;;
ま、べつにいいけどね。落ちこんでてもしかたないし。
俺の身寄りは、いとこである兄さん以外、誰も受け入れてくれなかった。どうせ俺が怖いんだろうけど。
兄「そういえば、おまえ、少し顔が青くないか? 大丈夫か?」
「えっ、う、うん;;」
ユ(ヤバイ。もしかしてバレてるか……な……? 兄さんってけっこうするどいし;;)
兄「そうか。ならいけど。」
ユ(ふう……。バレなくてよかった……。兄さんには心配かけたくないからさ。)
でも2日後。またあの胸の苦しみがおそってきたんだ。2日前ほどの苦しさじゃなかったけど、しめつけられる感じだった。
その後も度々胸の苦しみにおそわれた。
でも数年後。胸の苦しみは、すっかり消えていた。ただ、長時間、休憩なしに動き続けていると、苦しくなるなった。
そして、さらに7ヶ月後。つまり、俺が小学4年生になって、1ヶ月たった、ある日のことだった。
「兄さん、どこ行くの!?」
兄「悪い! 知りあいがどうしても調査したいことがあって、手伝ってほしいって。だから行ってくる!」
そのときは、フィフスセクターができて、ちょうど1ヶ月ほどたっていた。
俺は兄さんがウソをついてるんじゃないかって思って、あとをつけてみたんだけど……
海をわたってる最中に、ボートから投げ出されて、ゴッドエデンに流れついて、フィフスセクターに連行されるわ、養成所でシードとして特訓受けるわで、もうたいへんだった……。
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超中途半田ww