二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナGO〜なくしたくない物〜 NEW:希望 ( No.421 )
日時: 2012/03/22 08:21
名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: z52uP7fi)
参照: 花粉症で目がかゆいのよ((泣

60.泣くなあああぁああぁぁあぁ!



ユ「上がってくれよ。うち、両親いないんだ。」
緋「おう、じゃあ、気楽におじゃましまっす☆」

緋詞〜、きみ、2度目だね、くるの。これで気楽に上がれなかったら、なんか分かんないけどかわいそうだよww
って、いっても、やっぱ輝ははじめてだから、ビミョウにためらいがち。まあ、はじめてだもんな〜。

ユ「だいじょぶだって、友撫はまだ入院中だし、両親はこの間話したみたいに、いないし。」
輝「あ、う、うん。おじゃましまぁ〜す……。」
緋「ほら、はやくっ。プリンアラモードが逃げちまう!」

緋詞ッ、おまえはそれ目当てかっ! なんでみんな、俺のおかしにくいつくのだろう〜。
ふたりは玄関をとおると、廊下をとおる。
ふたりともつくえのある部屋に行くと、俺はキッチンに入って、冷蔵庫を開けた。

ユ「ごめん、あまったるいかもしれないけど……。」

おぼんの上に3つプリンアラモードをのせると、つくえまで運び、輝と緋詞のまえにおいた。ピカピカのプリンの表面に、緋詞が顔をぐっと近づける。ちょ、髪の毛つく、つく!

緋「うまそ〜。もう、いい?」
ユ「どーそ。マズかったら、残せよ。俺も食うけど。いっただっきま〜す☆」
輝「い、いただきます。」

ふたりとも、スプーンをつきたてて、プリンをとると、口に運んだ。お、お、お、俺がキンチョーしてどうするッッ。
でも、ふたりの顔は、パアアと明るくなった。

ユ「ど、どう?」
ユ(これでマズいって言われたら、めちゃくちゃ悲しいな……。)
緋「すげえおいしいよ。つか、極上ww」
輝「うん。レストラン並かも。」
ユ「ちょちょちょ、輝ほめすぎ! 緋詞も極上とか言うな! しかも超笑ってるしよ!」

緋詞ったら、また笑い出した。あああぁああぁかああぁぁあぁぁしいぃいいぃぃ!!
……あ、あ、あ、れ? なんか、俺、忘れてないか……????

ユ「ギャアアアアアアァァアアァアァッ!! 病院んんんっ!」

俺はふたりがおどろいているのもかまわず立ち上がり、かけ出した。


先「こら、月流君、きいているんですか?」
ユ「あ、は、はい、すみません。」

俺は素直に頭を下げた。
あ、わかると思うけど、今俺は病院にいる。
……そうそう、ちゃんと、言っておかなきゃな。
じつは、明日……つまり、決勝の日は……。

先「明日の手術のことですが……。」

あ、ちょ、先生、セリフとらないでくださいよっ! ……あ、分かった? 俺が今なにを言おうとしてたか。
そう、俺、明日手術するんだ。後半より前にはおわるって言われてるから、意識がもどったら、病院ぬけだして会場へ行くのだ!!
……って、いうつもりだったんだけど、やっぱりダメだよねww

先「じゃあ、また明日。」
ユ「あ、はーい。」

ボーンww
つか、除夜の鐘が鳴りそうだww この暗い気持ちww
神童先輩のところ、ちゃんとお見舞いしておいた方がいいかもなぁ……。

ユ(いや、しないと後輩としてなっとらんだろう。)

と、思ってきてしまったが……。いいのだろうか。

ユ「し、失礼します。」
神「はい、どうぞ。」

だれか分かってんのかな、神童さん。あ、先輩かww
とびらを開けると、神童先輩がふりかえった。俺を見て、ニッコリほほえむ。……うん、それだな、モテる原因。霧野先輩もそういうタイプだよな、うん!

ユ「どうですか? 調子は……。」
神「ああ、だいぶよくなった。先生、すごいな。」
ユ「まあ、そりゃ、友撫の上半身を動かせるようにしてくれた、張本人ですからね! こんな風に言うと、なんかの犯人みたいですけど、『張本人』って。」
?「あれぇ? なにやってんの、シスコンクソ兄。」

ズゴッ ガンッ

お、おい……まじめにすべってまじめに頭打っただろ……;;
つか、俺を……

ユ「俺をシスコンクソ兄とよぶなっ、友撫!」
友「へ? 友撫とうな?((ドヤッ」
ユ「やめんか、ドヤ顔。」
神「友撫ちゃん、きょうもなにか用?」
友「はいっ((キラキラッ」

友撫っ、超目が輝いてるぞッ!
てか、「も」ってなんだ? きょう「も」って? これまでもきてたってことか?

ユ「友撫、きょう「も」ってなんだ?」
友「え、あ、いや、それは……;;;;;;;」
神「ていうか、月流、最近知ったんだけど、女なんだって?」

ドキィッ!

ユ「い、いつそれを……。」
神「友撫ちゃんからきいt ユ「友撫ッ! 言っちゃダメだっての!」あ、あのー。」
友「だって! 言わなきゃかなーと思ったんだもん! ケチ! 超超超超超ドケチ!!」

だれがドケチだ! しかも、「超」が超ついてるじゃねえか!!

神「ま、まあ、まあ、おちt。」
ユ「つか、友撫はそうやっていっつもいっつもいろいろとバラしやがって! なんちゅーことすんねん!」
友「いつから大阪弁になったねん、お兄は!」
ユ「しゃーないやろ! あんたに対してかなりイラッときたもんやから、思わずおおさかべんになってもうたやないか! どないしてくれんねん!」
友「うちが知るかいな! せやかて、はよ家もどりいや! 友だちきとんのやろ!?」
ユ「きとるで! でも、たぶん帰ったで!?」
友「そういうとこがお兄はぬけてんねん! 病院のこと、ちゃんと頭のかたすみに入れとかんかいな! このすっとボケシスコンクソ兄!」
ユ「だれがすっとボケシスコンクソ兄やねん! もしそうやったら、あんたはすっとボケシスコンクソ兄の妹やで!」
友「べつにかまわへんし! 兄がすっとボケなだけやもん!」
ユ「!! …………俺ら、なーんかわすれてないか?」
友「なんか?」

グスン グズ……

ユ・友「………………………………………あ。




神童先輩/神童さんだ………………………………………。」
神「うう、ひどい……グスン……。」

神童先輩いいいいぃいいぃぃ! 泣くなあああぁああぁぁあぁ! あんた元キャプテンだろうがああぁああ!!