二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナGO〜なくしたくない物〜 コメください((泣 ( No.463 )
日時: 2013/11/28 15:51
名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: J69v0mbP)

67.藤代ヶ丘小学校第二恒例のアレ



バゴッ









































ユ「ブッ。」

ちょ、待て。今飛び出してきたモンって……

輝「わ、プラスチックで出来たこぶし……;;」

うん、俺もそれだと思った。
いってええええええぇえええええ!! アゴがああぁあああぁあっ!!
ハッ! ってことは、まさか……;;

ユ「くそ、藤代ヶ丘小第二恒例の……! まんまとだまされた——ッ!!」
輝「えっ、どうしたの、ユエ?」
ユ「悪い、みんな。これは、挑戦状なんかじゃない。これは……。」
?「あったりー! なーんだ、月流。この手には去年もひっかかったよなぁ〜。」

この声、この言いぶり……思わず「死ね。」と口走ってしまいそうになるこいつは……

ユ「オイゴルァ、相崎。きいてねええぞおおおぉおおおおっっっっ!!!」
相「うーわー、変わんねー。キレやすっ。」
ユ「てめえに言われたくねえ! つか、なに!? まさか藤代ヶ丘小第二恒例のアレをいきなりやります、普通!? ていうか、マジ痛い!!」
輝「えっ、相崎さんって、さっきの話に出て来た?」
ユ「そうだよ。あー、いてーっ。」
涼「大成功だなぁ〜♪」
川「成功してうれしっ。」
ユ「うれしくねえぇえ!!」

うん、びみょうにうれしいけどね!? でも、痛いからさ!!

輝「あの、ユエ。」
ユ「ああ!?」
輝「さっき言ってた『藤代ヶ丘小第二恒例のアレ』って、なに?」
ユ「あ、それね。それはな、同じ部の仲間に、サプライズで誕生日を祝うんだよ。もっとも、普通にじゃだめ、ってことで、俺の場合は、こうやってなんの変哲も無い封筒に、プラスチックで出来たなにかを入れて、開けた瞬間殴ってドッキリ……っつーのなんだけど……まさか2年連続でやって来るとは思わなかった……。」
輝「わあ、仲いい……;;」
相「いやー、月流のあたりがよかったからさ、去年。おまけに痛そうにしてたから、今回はハードルを上げて、こぶしにしてみました☆」
ユ「『こぶしにしてみました☆』じゃねえよ。つか、殴りたくなる。」
涼「だって楽しいんだもん♪ あ、そうそう、ついでに言っておくとぉ、ユーちゃんがあたったところには、ちょうど鉄がうめ込んであったみたい☆」
ユ「おおい!! 『あったみたい☆』じゃねええ!! どうりで痛いわけだわ!」

鉄うめこむ!? うん、どんなんだい!!?
てか、鉄うめ込んであったら、アゴはずれるかと思うくらいの衝撃がおそうのか……いい勉強に……なったわけねえだろおおおおぉぉおお!

ユ「にしても、ほんっとヴァージョンアップしたな。去年はネコパンチだったのに……。」
相「苦労して作ったかいがあったってもんだぜ。」
ユ「それのターゲットが俺じゃなきゃ、もんくなしだったんだけどな。」

俺らの会話に、雷門のみなさん、どん引き。……まあ、しかたねえかww

?「アハハ、楽しく話てんなぁ。」
ユ「あっ、コーt 風「実刈(みかり)!?」えっ、兄さん知ってんの?」
風「ああ。って、いっても、風花は分かんないよな。おぼえてないし。」

ん? 兄さん、なにいってんだろ。サッパリ分かんない……。しかも、おぼえてないって、どういうことだ?

実「ユエがいると、にぎやかになるなぁ。」
ユ「えっと、あの、なんで実刈コーチが? それに、いつみんなが俺を許したんだ? もうわからないことだらけ……。」
実「まあ、そうだろうな。よし、そろそろ授業もはじまるこった。とっとと授業にいくこと! 放課後になったら、教えてやるから。」

実刈コーチ、ウインクされると、なんか危なげなんですが……;;
まったく、放課後、なにをきかされるのやら……。