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６９．………だったなんて



信じられない……。















まさか、俺は、………だったなんて……。






なんで、俺はあんなことをしたんだ？



やる必要、ぜんぜんないのに——……。



どうして…………？
































輝「ユエ？」
ユ「！」

俺は、輝に声をかけられて、やっと我に返った。
そうだ。たしか、兄さんと話してるとき、アナウンスが流れて、それで、やむを得ず下校して、それで……

ユ（輝と一緒に帰ったんだよな……。）
輝「どうしたの？　さっきから、ずっとボーッとしてたけど……。」
ユ「な、なんでもない。ちょっと考えごとしてただけだよ。なんだ、輝、俺のこと心配してたのか？」

ちょっと意地悪な笑みで返してみる。輝は、少しあわてたように、早口で、

輝「そ、そういうわけじゃないけど！　でも、なんか転ばないかなーって！」
ユ「そーいうのを、心配っていうんじゃね？」
輝「う……。」
ユ「俺の勝ち！」
輝「どういう勝ち！？」
２人「アハハッ。」

俺と輝は、同時に笑った。
……やっぱり、輝からははなれたいいかもしれない……。



だって、あの記憶がただしければ…………また、みんなにめいわくをかけるかも……。
やっぱり………………

輝「？　ユエ……？」
ユ「……なあ、輝、相談があるんだ。」
輝「なに？」

輝は、ニコッとわらいかえした。うわ……いいづらい……。

ユ「じつはさ……兄さんと話してるとき、ちょっと話したんだけど、やっぱり、輝にちゃんと相談しておきたくて……。」
輝「いってみて。」
ユ「……あのな………………






















































　　 藤代ヶ丘小に、もどろうと思うんだ。」