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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ボカロ曲物語〜歌の世界を君に〜【次回より悪食娘コンチータ】 ( No.6 )
- 日時: 2012/01/10 12:23
- 名前: 流夢 (ID: O72/xQMk)
【悪食娘コンチータ】
「さぁ、今日の晩餐のメニューは何かしら?」
ある処に、腐臭漂う背徳の館がありました。
その館の中では、今日も晩餐の用意で大忙し。
沢山の料理が並べられてゆきます。
ですがその料理は全て、普通の人間が見たら身の毛もよだつ料理ばかりです。
「あぁ美味しい。でもまだまだ足りないわ」
その料理を笑顔で食い漁る一人の女がおりました。
彼女の名前は【バニカ・コンチータ】。
かつてこの世の美食を極めた方です。
その果てに彼女が求めたものは究極にして至高の悪食でした。
そんな彼女の両脇に従えているのは、【リン】というメイドと【レン】という召使でした。
リンとレンは言います。
リン・レン「敬い称えよ。我等が偉大なコンチータ」
リン「この世界の食物は、全てが貴方の為に存在します」
バニカ「食らい尽くしましょう。この世の全て。胃袋にはまだまだ空きがあるわ」
バニカはそう言い、メインディッシュを食らいます。
そしてメインディッシュの隣に置いてある小瓶を持ち、ゆらゆら揺らしました。
その小瓶の中には青白く輝く液体が入っておりました。
バニカ「この猛毒はメインディッシュのスパイスに最適ね❤」
小瓶のフタを取り、少量垂らしました。
それを見て、バニカはにたりと笑います。
そしてまたメインディッシュや多々ある料理をを食らいました。
骨の髄までもしゃぶり尽くしたバニカですが、まだ足りなさそうです。
そして眼の前にある空になった皿を掴みました。
どうするのかと言うと、バニカは皿にもかぶりついたのです。
よほど空腹なのでしょうね。
バニカ「舌先を駆け巡る至福・・・。最高だわ。これだからもっと食べたくなる・・・」
バニカ・コンチータの晩餐はまだまだ終わりません。
次の晩餐の話は、また次回、お教え致しましょう。
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