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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: キョンの消失 ( No.4 )
- 日時: 2012/01/07 21:28
- 名前: デストルドー ◆s4.FcLcEko (ID: GUeCGhoP)
その後、どうなったか、俺の曖昧な記憶によると、愕然としている俺に、
「規定事項とは言いましたが、どうにか変えることが出来ないのか、『機関』が全力を注いで調査をしています。だから、気を確かにしてください!」
などと、声をかけていた気がするが、定かではない。結局その後ハルヒどころか、誰ひとりとして文芸部部室の戸を開けるものはいなかった。
「長門さんには、事情を伝えて誰もこの部室に来ないよう情報操作をしていただきました。長門さんにも、この場にいてほしいといったのですが、断られてしまいました」
古泉は続けて、
「お察しの通りだとは思いますが、朝比奈さんには伝えていません。色々大変そうですから。尤も未来人なのですから、既知のことかもしれませんが」
言い終わるとすぐに、下校のチャイムが旧校舎内に鳴り響く。古泉は俺の様子を見ると、
「ひとまず、学校から出ましょう。話の続きは駅前の喫茶店……はマズいですね。『機関』の車を寄越しますから車内で…」
「いや、今日は家に帰るわ」
俺は恐らく机の向かいにいる古泉になんとか聞こえるかどうかの声で言った。
やれやれ、俺もどうかしちまったのか?
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