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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ボカロ小説【新たに一から】カゲロウデイズ ( No.7 )
- 日時: 2012/01/10 22:18
- 名前: 木苺 (ID: DrkZ5g/p)
「う、うわぁっ!」
俺は勢いよく起き上がる。
途端に目覚まし時計が鳴り響く
俺は、酷く魘されていた
悪い夢を見た
彼女が死ぬ夢……しかも俺の目の前で。
「璃梨空……」
俺は彼女の名前を呟いた
「そういや……。今は何時?」
俺はベッドの上の時計を見る
時計の針は午前十二時の過ぎ位を指していた
「八月……十四日?」
夢では十五日だった。
「気のせい?」
でももしかして……
「そうだとすれば……」
少し胸騒ぎがした
「まだ、夜だ。朝まであと、七時間くらいかな。」
そういい俺は、また、眠りについた
八月十五日 大体十二時半くらいのこと。
俺は、璃梨空と、待ち合わせ中の公園のブランコの前で待っていた。
夢では、俺が後から来たけど、今回は俺が先に着いた
数分後
璃梨空が来た
「あ、健!」
彼女はニコニコとしながら俺の元へ近づいてくる
「お待たせ!待った?」
「ううん。別に。とりあえず、ブランコに座ろーぜ」
そういってブランコに乗る
話すことなど、特になかった
だから、俺はこう呟く
「でもさぁ、少し不思議だな—……」
あ……
俺はハッとして、昨日の夢の出来事を全て思い出す
すると、ネコが来た
夢のネコ。
「(夢ではあいつが俺の脚に……!)」
……と思っている内に、ネコは健の足にすりよっている
甘えた感じの表情
「げげっ……!璃梨空ぁ〜」
「はいはい。ネコちゃん!こっちおいで?」
するとネコは璃梨空のほうに行く。
「可愛いな〜。」
ネコを撫でている璃梨空
そして
「あ!ネコ……」
ネコは逃げ出した
璃梨空は追いかけようとしたが
健がとっさに何かを感じ取りすぐさま、腕を掴んだ
「なぁ、もう今日は帰ろうか?」
俯きながら健は言う
「え?ネコ追いかけてからでも……」
「追いかけるな。じゃないと……お前が危ないんだ」
真剣な眼差しに璃梨空はコクリと頷いた。
「よし。」
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