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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: ボカロ小説【新たに一から】カゲロウデイズ ( No.8 )
- 日時: 2012/01/10 23:32
- 名前: 木苺 (ID: DrkZ5g/p)
俺は、璃梨空と一緒に歩いていた
そして、道に抜けたとき、周りの人達が、口をポカーンと開けながら、
上を見上げている。
俺も見上げてみた
俺の頭の上に鉄柱が。
ぐらぐらと揺らついている。今にも落ちてきそうだ。
「危ないなぁ……」
俺はポカーンと口を開けて上を見上げている
その時だ
一本の鉄柱が俺をめがけて勢いよく落ちてきている
「……っあぁ」
かわせない。足が震えているからだ。
俺は、今日沢山の人々がいる中で死ぬのか?
そんな……
諦めていた俺。
目を瞑って、死を覚悟
そしたら、璃梨空が俺を突き飛ばす
ドンッ
「い……痛っ」
目を開けたその瞬間
グサッ—
俺の目の前で璃梨空が落下してきた鉄柱に貫かれて血を吐いて
倒れていたのを見た
「あ……あぁっ!」
また、彼女が死んだ。
俺の目の前で。
そして、カゲロウのブラックがまた俺の前に現れた
「おい……お前ぇっ」
俺はブラックを睨みつける
「おいおい。そんな睨むなよ。」
ブラックは笑った
俺は、ブラックを突き飛ばそうとした
が……
かわされた……?
というより触れられねぇ
「あ……なんでだよ」
悔しい!
「おい、お前、これもどうせ夢だろう?前も夢だったもんな!?」
ブラックはそれを聞くと
「夢じゃないぞ?」
って、嘲嗤う。
「……っ」
そして、また……
目の前が眩みそうだった
「ブラック—……何でこんな事をするんだよ。もう、嫌……だ」
ブラックにそう言う。そして完全に眩むその前に、俺は彼女の姿を見た
「璃梨……空?」
何故か璃梨空は、満足そうな……顔で笑っていた気がした
「—……んじゃあ。精々頑張りな」
ブラックはそういい残すと消え去った。
途端に健の視界は完全に真っ暗になる。
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