二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 復活 復讐のインフェルノ  1-2更新 6/21 コメ求む! ( No.21 )
日時: 2012/09/03 16:21
名前: 風猫  ◆Z1iQc90X/A (ID: 68i0zNNK)

レッド様へ

よろしくお願いします♪

葵へ

遅れてごめん。
そうですねぇ♪ 私もです^^


————ここまでは、読者様への返答です。ここからは本編へ————



第一章:崩壊と新たなる罪
第二弾「「女 Part1<一頁目>」
(ユラ アスカ視点)

  グラヴィスを殺してから一ヶ月の月日が経った。過ぎ行く時間は私の心を癒してくれると思っていたが、そう上手くもいかないらしい。人一人殺しただけでここまで罪悪感を感じたのは久しぶりだ。
 
  「はぁ」
  
  深く嘆息する。案外にこれで心が落ち着く。感情を整えるときは良くやる。さて一ヶ月も経つと色々と新しいことも怒るものだ。どうやらこの一ヶ月で急激に私の陣営の戦力が、削減されてきているらしい。ボンゴレ側の戦力の急激な強化が原因だ。理由は分からないがな。

 そんな中、奴らの最強戦力であるヴァリアーの面々に七弔花の一人ラジエル率いる部隊が壊滅させられたのは四日ほど前のこと。いつも傲慢で調子に乗っている奴だったので、痛い目にあってざまを見ろと言いたいところだが、正直落命して欲しかったのは秘密だ。あいつ、部下の執事盾にして逃走して生き長らえてらしい。

  「まぁ、重症なんだし十分笑える話だがな」

  ちなみに私は今、そんな醜態を晒した愚かなる同志?の病室前に居る。さて、どんな皮肉を吐いてやろうか?扉の前でしばらく問答する。どうせ良い答えも出ないので颯爽と扉を開く。

  「おっ、明日香ちゃんじゃーん? 俺様の心配? 嬉しいねぇ! お嫁さんになるかい?」
  「ご遠慮……しますっ、くくくっ」  

  眼前には、包帯ぐるぐるかっぱ巻きみたいな感じの情けない堕王子が踏ん反り返っている姿。台詞と様態があわなさすぎて、少し噴出したくなる。やめてくれ想像以上にダサいぞ!

  「しかし、ザマは無いな? いっそ戦場で華々しく散っていたほうが良かったんじゃないか?」
  「そう言うなって。つれねぇ」

  やんわりと馬鹿馬鹿しいプロポーズを蹴り、皮肉をぶつける。ラジエルは引きつった笑みを造り、私の皮肉を無視してしょんぼりした。こういう子供らしさは、可愛いとは思う。

  「そもそも私はお前に興味など無いよ?」
  
  だが、何度も何度も言い寄られても鬱陶しいので、振りくるために本音を言う。
  
  「その割りにいっつも俺の所来てくれて果物とか置いてくじゃん?」
  「嫌われるのは嫌だからな」

  ラジエルは白蘭配下で、優秀な手駒だ。実際、死んでいて貰った方が嬉しい所だったさ。私が此処に席を置いているのは復讐だ。

  その為には、復讐の恨みを買うこともしたくない。かと言って、相手に感情移入したくも無い。だから、彼に深く関わらず、付かず離れずを維持しようと考えるのは当然だろう。

  「好かれるのも嫌われるのも嫌か。疲れねぇそう言うの?」
  「慣れればどうと言うことは無い!」

  あいつの質問が鬱陶しくなったから私はその席を去った。正直、最後の返答は本位ではないが、ある程度は慣れれば何とかできるものなのも事実さ。そんなことより私には、達成せねばならない宿願があるのだから。

  「はぁ、面白くない女」

  去り際にラジエルの独り言が聞こえたが、あいつに何と思われてもどうでも良い話だ!
  
  私はただ——
  
  ただ、お前らを滅ぼせれば良いのだから!


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