二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 夏目友人帳 妖しきものの存在 ( No.11 )
日時: 2012/01/15 17:25
名前: 睦月 (ID: L2AVnGiq)

カノンさんの小説、君と僕。のコラボの方を、読みました。

おもしろかったです!

さて、続けます。



「そうかしら?少なくとも、私と今勝負するという、役割をあなたはもっているでしょう?」

「お前とかい?」

「そう。ねっ?あなたはいらない存在なんかじゃないわ。…それよりも、私の方が…。」

「お前の名を聞こう。」

「私?私は、夏目レイコ。」

レイコ…。お前は……。


「ありがとう。…レイコにはもう一度会いたかったよ。今となっては叶わないことだがな。」

そういうと、「ちよみね」は去ってしまった。


「ただいま。遅くなっちゃったわね。」

「いえ。気にしないでください。」

「そう?あっ。今からご飯を作るから、先にお風呂に入っててもらおうかしら?」

「そうですね…。そうします。」


風呂から出ると、いいにおいがした。そっか。今日は海老フライだっけ…。部屋に入ると滋さんと塔子さんが座っていた。

「すいません。待たせましたか?」

「いや。今さっき座ったところだ。」

「あら?今日は猫ちゃんはいないのかしら?」

「えっ?」

そう言われれば、帰ってきていない。

「ニャンゴローも家を出たい時があるんだろう。」

「そうかもしれません…。」

——とは言ったものの、こんなに遅いのは久しぶり…というより無いか?先生のことだから、事故とかには遭ってないとは思うけど…。

「……。」

今日は先生がいつ帰ってくるかと期待したが、帰ってくることは無かった。


「えっさ…ほっさ…。」

「こ…これでいいかな?」

「きっと斑様の言った通りにできているよ。」

「全ては、夏目親分のためですからね!」

その日の夜、夏目家の周りで、複数のものが動いていた…。