二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 夏目友人帳 妖しきものの存在 ( No.25 )
日時: 2012/02/12 16:14
名前: 睦月 (ID: XNW/1TrV)


「2人とも、少しは落ち着きなよ。」

「…ヒノエ?」

気がつくと、ヒノエがいた。いや、ヒノエだけだけじゃない。見ると、三鈴や中級達、子狐やチョビなど…そう、今まで会ったことのある妖達がいた。

「なんで?」

「ふん。今日は——」

「こっこれ、夏目に…。」

子狐がおれにケーキを差し出す。

「おい!私がしゃべっているときに話をするなっ!!」

「ふぇ!?ご…ゴメンナサイ…。」

「……。」

——差し出されたケーキはぼろぼろだった。生クリームが塗られていない。スポンジケーキの上には、ドングリやタイ焼きがのっていた。

「これ…手作りかな…?」

「それかい?手作りだよ。」

「さぁ、酒もありますし、夏目様もいる。みんなで楽しみましょう。」

チョビがそういうと、妖達が騒ぎ始めた。

「うっ…うるさいぞ!誰かに見られたら…。」

「大丈夫。夏目とブサイクニャンコ以外は見えないから。」

ドクン…。

見えない。そうか、周りには見えないんだよな。

「……。気にするなよ?私達とは本来関わり——」

「夏目殿、16歳の誕生日おめでとうございます。」

16?今日は7月1日だったっけ?じゃあ、おれの為に…?

「なっ!?三鈴さえも私の言葉を遮るのか!?」