二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 夏目友人帳 妖しきものの存在 ( No.34 )
日時: 2012/02/18 20:51
名前: 睦月 (ID: 1wJ3CDvM)


「はい。貴志君、チョコレートをどうぞ。」

「えっ?あっ…ありがとうございます。」

かわいいラッピングだな。今すぐ食べたいけど、学校に行かなくちゃ…。

「塔子さん、学校から帰ったら食べますね。」

そう言っておれは冷蔵庫にチョコを入れようとした。

「ダメよ。貴志君。」

「えっ?」

「チョコレートは冷蔵庫に入れてはいけないわ。」

「でも、溶けて——」

「大丈夫よ。2月はまだ温かくないわ。さぁさぁ、早く行かないと遅刻しちゃうわよ。」

「えっ…。」

時計を見ると、いつもより15分も遅れていた。

「まずい!じゃあ、行ってきます。」

走って学校へ向かった。


「あの…夏目君。」

「?どうかした?」

気がつくと女の子がいた。

「これ、チョコレート。あの…もらってください!!」

「あっ。うん。」

彼女からチョコを受け取ると、彼女は走って教室を出て行った。

「夏目!お前何個チョコをもらったんだ!?」

「えっ?えっと、10個くらいかな…?」

「くそっ!夏目のくせに!!」

「えっ?おれのくせに…って、今日なんかあったか?」

「気付いてないのかよ…。今日はバレンタインデーだぞっ!!」