二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 夏目友人帳 甘き菓子  ( No.54 )
日時: 2012/04/26 17:21
名前: 霜月 (ID: pm796894)


「離せ!」

「いやっ!もう少しだけ!」

…あれから5分。今もなおタキとニャンコ先生は騒ぎ続けている。

「…長いな。」

「ああ。」

そして、おれと田沼はそれをひたすら眺めていた。

「ふう…。酒はやはりラム酒に限るなぁ。」

そして玉露という妖は、体についたチョコを食べながら酒を飲んでいた。

「ハァ…。」

おれは気休めにとバッグを取った。…宿題をしよう。

「あ。」

そして気付く。中には大量のチョコが入っていたことに。

「…下に置いてくるかな。」

おれはバッグごと1階へと向かった。部屋を出て扉を閉める。すると声が小さくなった…気がする。

「塔子さんにどうすればいいか訊こうかな…。」

「あら?どうかしたの?」

「え?」

ふと気付くと塔子さんが階段にいた。その手にはお茶とお菓子があり…。

「塔子さん、おれが持ちます!」

「ふふ。気にしなくていいのよ。貴志君は1階に用があったのでしょう?」

塔子さんは「遠慮しなくていいのよ。」といった。

「…はい。」

おれは無理をさせたくないのだが、塔子さんに逆に気を遣わせるのも悪いと思いうなずいた。