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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 薄桜鬼 背中合わせの志【参照1100突破感謝】 ( No.140 )
- 日時: 2012/07/16 21:55
- 名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)
78話「最後の一突き」
ブンブンと頭を振って考えを振り払う。今は戦いに
集中しなければならない。
海「不知火さん、背中に磁石でも仕込んでます?」
匡「んなワケあるか!!偶然だよ」
海「そうですか。では……結構!!」
発言しながら、海は器用に空に斬りかかる。空も
気を張っていたので、何なく受け止める。
海「空、答えは出せたか?お前が望む未来を!!」
鋼同士がぶつかり、刀が悲鳴を上げる。そんな中で、
二人は声を張り上げる。
空「出せ、たよッ!!」
跳ね返しを食らい、海が軽くふらつくがすぐに
持ち直し、また打ち合いとなる。
海「ほう、ぜひ聞かせてほしいな!!」
歪んだ笑みを浮かべて海が対話する。空も笑みを
浮かべて堂々と答えた。
空「決まってるじゃない!私の望む未来は……
アンタに勝って生きる事よッ!!」
海「ッ!!」
海が一瞬ひるみ、その隙に空が打撃を与える。なん
とか持ち直し、空を睨んだ。
海「それがお前の望む未来だと!?ハッ、相変わらず
甘いな!!」
空「笑ってなさいよ!!闇に墜ちたアンタとは
違うんだからッ!!」
最後の台詞が海の逆鱗に触れたらしい。たちまち
彼女の顔から表情が消える。
海「……おのれッ…!!」
しかし空だって、この展開は百も承知だ。二人同時に
突きを構えた。
雪「海さん、空さん…!?」
遠目にだが千鶴は見た。二人は突きの構えで突進
していく。狙うは心臓、一点のみ。
空「はあァァァァァ!!!」
海「はあァァァァァ!!!」
雪「いやァァァァァァァァ!!」
最後に上がって血飛沫は………誰のものか?
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