二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 薄桜鬼 背中合わせの志 ( No.30 )
日時: 2012/02/05 10:02
名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)

12話「鬼副長vs女鬼」

土「てめぇ、いきなり何しやがる!!」
海「私は離せと言ったはずだ。それに実際、人では鬼に敵うまい。」
空「あーっ、もう駄目だぁ!火ついちゃったぁ!!」
雪「空さん、どうすれば!?このままじゃ二人が!」
沖「鬼副長と鬼の勝負かぁ。うん、見たいかも♪」
全員があわあわと慌てる中、沖田のみ平然としている。というか、
わくわくしている。
斎「空、先ほど海が『お前等が紛い物になっても』と言うような事を
  言っていたが?」
平「どういう意味なんだよ!?」
二人の勢いに虚を突かれた空は、直後言いにくそうに口を開いた。
空「海の、言う通りだよ。貴方達が紛い物、羅刹になってもあの御方、
  風間様には勝てない。あたし達だって。あの人はそれほど…」
原「いや、そうでもねぇみたいだぜ?」
「強いんだ。」そう言おうとした空の言葉を遮り、原田の明るい声が
耳に全員の入った。
海「はあぁっ!!」
土「らぁあっ!!」
みると、土方と海は互角で戦っていた。土方の剣筋は、いつもより
いくらか凄まじいものだった。
海「くっ…(まさか、想いが人間を強くした!?)」
そのような事を思う海だが、真偽は定かではない。
空「あの、土方歳三なら、勝てるかもしれない!あの人に……!」
驚き一色に染まった瞳を土方に向けてから、ハッとして千鶴に
向き直る。
空「まずいです!海そろそろ本気になるかも!止めて下さい!!」
雪「ど、どうやってですか!?」
空「えっと…雪村の頭領命令と言えばいいんですっ!!」
雪「え、えええぇぇぇえっ!!?」