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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 薄桜鬼 背中合わせの志【参照500超感謝】 ( No.78 )
- 日時: 2012/04/04 17:04
- 名前: 桜舞姫 (ID: O72/xQMk)
34話「二日酔い」
空が二度寝してから一刻ほどたったころ。ようやく酒組が起きた。
平「あれ…屯所?」
永「あー、気持ち悪ぃ…」
原「頭いてぇ…」
空「海ィ、あと一刻だけぇ…」
約一名寝ぼけているが、全員二日酔いなのはまちがいない。
土「この…馬鹿野郎どもがっ!!」
鋭く大きな一喝で、全員の目が覚める。
原「ひ、土方さん…」
平「げぇ……」
声のした方に視線を巡らせると、鬼の形相の土方が腕を組んで仁王立ち
している。その横には苦笑いした千鶴と、何故か面白そうな顔をした
沖田が立っている。
雪「えっと。皆さん、もう夜ですよ?」
沖「よく寝てたねぇ、皆。」
二人が現状を教えてくれる。そんな二人、いや三人の後ろから現れた
のは、斎藤だった。
斎「副長、石田三薬、人数分用意しましたが。」
平「うっげぇ…」
平助が顔面を蒼白にさせる。血の気が失せる、とは、正にこのような
様を言うのだろう。そんな彼に構わず、斎藤は一人ずつ薬を配って
いった。
雪「あ、私、海さんの様子を見て来ます。」
そういって、千鶴は海の部屋へと駆けていった。
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