二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 銀魂・オリジナル小説 ( No.38 )
日時: 2012/03/08 18:55
名前: みーぽん (ID: ouuVQhrA)

第27話〜!

前回の続きです。

・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

「え゛?」

ほっと一息ついた信女の背後に、佐々木が立っていた。

一体、どこから現れたのだろうか。

「あ……え…」

いきなりの上司登場に、どう返答すればいいものか戸惑っている。

それを見た美琴が口を開いた。

「そうなんです、ノブちゃんはさっきも猫と会話しでっ!?」

言い終わらないうちに、信女が美琴の足を踏みつけた。

ブーツで、見事にげしっ!と足を踏んづけられた美琴は、声にならない悲鳴をあげる。

「〜〜ッ!」

私はなにも知りませんよ、という風にそっぽを向く信女。

「でも…美琴?」

佐々木が、美琴に意味深な視線を向ける。

「はい?」

「貴女も…それ、どういうことですか?」

視線の先が、美琴の足元に向けられる。

「なーっ゛!?」

そこには…地面に三分の一ほど埋まっている、泥をかぶった…重要書類。

「なぜ今まで気が付かなかった自分!」

「ちょっと、説明してもらいましょうか」

頭をかかえる美琴に、マイナス数百度はある冷たい視線を送る佐々木。

「ごめんなさいぃー!!」

「…ふぅ」

半泣きの美琴を見つめて、信女が溜息をついた。

——あまり詮索されなくてよかった…

そんなことを思いながら、猫の頭を撫でてやる。

「後でお魚持って来るからね、猫ちゃん」

幾分優しさのふくまれた無表情を向けられた子猫は、みゃーん、と鳴いた。

とっても、嬉しそうに。



ちなみにその後、美琴は佐々木に一時間以上説教されました。
      〈fin〉
・。・。・。・。・。・。・。・。・。・。

やっと完結だ…(ふぅ〜)