二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 夢想サ。【REBORN】 ( No.6 )
日時: 2012/01/15 10:55
名前: 透子 ◆GRRPdDaVH. (ID: mwHMOji8)
参照: http://yaplog.jp/re-bo-rn_com/


雲雀恭弥夢/甘
—→不満解消。









別に、傍にいちゃ悪いとは言わないけど


「わあ、雲雀さん!雪ですよ雪〜!」


窓の外を見てきゃきゃっと騒ぐ綾乃。
——せめて、静かにほしい。


「外行きましょう!外!!」

「うるさいよ、君。大体まだ仕事終わってないでしょ。」


僕がそう言えば嫌そうに顔を歪めた。
良い態度だね。その顔可愛くないよ全然。


「もう嫌です!4時間もやってるんですよ!?」


そう言われて出た言葉。


「…早く終われば行くから。」

「それなら頑張ります!」


そうしてせっせと机に向かう綾乃。
いつもこうだと助かるんだけど…。
それより、何で僕が折れなくちゃいけないの。


「雲雀さん!終わりました!」


それから30分後、綾乃は僕の机に書類を置くと満面の笑みを向ける。


「…まだだよ。」

「えぇ!?」

「まだこっちの書類が終わってない。」

「………はぁ。」


大きく溜め息を吐くと渋々と書類に手を伸ばす彼女。



正直、外に出たくない。中の方が暖かい。
寒いのは嫌いだし学校の方が落ち着く。
それに君とも、今こうしていられるし、ね。


「あ———!雲雀さん雲雀さん!!」

「……今度は何だい?」

「ツナたちが!武たちが!雪合戦してる!」


沢田—…綱吉…。


「これが終わったらみんなと遊びに行きましょう!」

「行かない。」


僕が即答すると驚いたのか片付いたであろう書類は無残に床に散らした。


「な、何でですか!?さっきまで行くって…終わったらって…。」


何で、とか僕に言わせる気なのかい?君は。


「……僕じゃ不満なの?」


それだけ言うと綾乃は顔を真っ赤に染める。


「いっいえ、そういうわけじゃ…!」


ぱぱっと床に広がった書類を集めると大人しく椅子に座りなおした。
そして何故かその上で正座。
それでも未だに目線は窓の外。面白くない。


「…雲雀さん。」

「何。」

「…好きですよ。」


一切目を向けずさらりと告白をする彼女に一瞬怒りを抱いた。
でもそれ以上に可愛く見えたのは本人には内緒にしておこう。








(不満解消。)
そこまでされたら許さないわけにもいかないでしょ。





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おつかれさまでした!