二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 01 タタリ ( No.6 )
- 日時: 2012/01/21 20:52
- 名前: おかゆ (ID: hj9a4sJB)
アングルテール。
ここは貿易が盛んで、魔術の勢力が多い。
その中で、少年は何かを探していた。
肩までの茶髪をポニーテールにしていて、同色の瞳の少年、貝塚白夜は何かを探していた。
白「・・・マジ?ねぇマジかよ!?俺の財布が無いぃぃいいいいい!!」
・・・彼は生まれつきの不幸体質である。
自販機の1000円札を飲み込まれ、何もしてないのにスプリンクラーが反応して服が濡れ、
上下の歯が絶滅する夢を週に1回は見るレベルである。
白「ったく・・・まぁ大して入ってないから大丈夫の様な気がするけどな・・・」
?「かーいづかくーん!」
瞬間、彼の顔は青ざめる。
そのクソ甘ったるい声の音源を向くと、銀髪の少年が1人。
こいつは白夜が苦手とする人間、吹雪士郎だ。
白「・・・何のようだ馬鹿」
吹「いきなり馬鹿って言うのもどうかと思うよ?」
白「まさか、何かおごれとでも?」
吹「違うよ。まあそれも一理あるけどね」
彼は一息付く。
白夜は眉を僅かに潜め、
白「遠回しにするな。用件を言え」
吹「なら、周りの話し声に耳を傾けてみなよ」
白夜は吹雪の言った通りに耳をすます。
不幸体質の彼が少し誇れるのは、『聖徳太子の様に、1度で何人ものの言った言葉が聞き取れる』と言う事だ。
?1「ちょっと奥さん、大統領がお亡くなりになったらしいわよ」
?2「そう言えば、有名なメディア王も亡くなったって」
?3「それも原因不明の死で、だそうですわよ」
?4「まさか・・・イングランドのタタリじゃなくて?」
?5「いやねぇ〜全く、魔術を買ったせいよ」
白夜はこれ以上聞かなかった。
吹雪はそれで良いよ、と吐き捨てた。
吹「意味は解った?」
白「・・・ああ。正直バチだのタタリだの俺は信じないけどな」
白夜は一息付き、歩き出す。
タタリの正体と、お財布の行方を求めて。
白「ただ、それで涙を流さなくても良い筈の人達が涙を流すのは黙ってられないしな」
*
うん駄文だねわかります