二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ととモノ。】鬼畜生徒のテキスト ( No.26 )
日時: 2012/03/11 19:43
名前: 獅子桜 俺 ◆zuYkW5SYP6 (ID: TjCRtQ22)

【十五時限目 老若男女関係ありません。】
「……テメェ等、そこを退いてろ」
「「「え?」」」

ゼロムの言ったことに、3人が首を傾げた、刹那。

ト……ンッ

「ゲイッ、ボルグ!!!」

ギュオォンッ!

ゼロムの蹴飛ばした物干し竿は、生徒の間を一直線に突き進み、魔物の胸元を貫いた。

「……ゼロムの槍術『ゲイボルグ』……この人混みの中に躊躇無く蹴り入れるなんて……」
「だけど、誰にも当てずに対象を貫くから、ゼロムは不思議なんだよね」

フィナーレは呆れ、四季はゼロムを横目で見た。
この2人の行動は、ゼロムを知っているからこその行動である。

「何やってんですかーっ!? 人に当たってたら死んでると思いますよ?!」
「あぁ? そこは俺補正でナイス起動とグレイトな威力とパーフェクトなスピードでフォロー仕切れるわ」
「「……」」

……ゼロムを知らない者には、湧いてる人にしか見えないが。

「ちぃっ!」
「! そこか」

ベギョッ

犯人と思われる声に気づき、ゼロムは尻尾で近くの椅子をへし折って、即席の槍を作り、

「逃がすかよぉっ!!」

犯人に向けて突進をした。

「ひぃっ!?」

ゼロムの突進に驚き、犯人は足を止めてしまったのが運の尽き。
ゼロムの突進を受け、倒れてしまった。

「くくく……捕まえたぞ、テメェ……」
「うっ……」

ゼロムに捕まった犯人は哀れ、隠し切れてない殺気に恐怖していた……——