二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: 【ととモノ。】鬼畜生徒のテキスト ( No.28 )
日時: 2012/03/20 16:14
名前: 獅子桜 俺 ◆zuYkW5SYP6 (ID: TjCRtQ22)

【十七時限目 井の中の蛙〜その場から動けません……〜。】
「痛いわ! この馬鹿呪ってやるぅ〜」
「上等! ぶちのめしたるわ!」
「落ち着けゼロム!」

逃げる魔女を追いかけようとするゼロムを、四季が止め、無事に留学記念式典が終わり……。——

「うっし、オイ、テメェ等。 ちゃっちゃとドラッケンへと往くぞ」
「うん、もう用意は出来てますよ」

ゼロムを先頭に、3人は校門へ向かうと……。

「ああ、そこのゼロムさん達」
「フォルティ先生」

フォルティはゼロム達を呼び止めた。

「今からドラッケンへ向かうのですか?」
「YES、それがどうしたんですか?」



……この時の俺なら、地面をかち割れたであろう。

「現在、ドラッケンへ往ける『海底洞窟【若葉】』は通路が崩れ、使えなくなっているんですので、暫くは往けませんよ」

「……クソがあああああああああああああああああああああああっ!」
「待てゼロム! そこで拳を地面に叩きつけようとするなっ!」
「そうですよ! 怒ってるゼロムのパンチは、軽くても大きな建物を半壊なんですから!」

四季達は荒ぶるゼロムを抑え、ゼロムは吼えた。

「俺はあらゆる存在の頂点に立ち、全てを知りたい! その為ならば、俺のこの身が朽ちようとも、目的の大地に進む!」

なんとも勇ましいことを言う。

「しかし、ここの海流は激しくて……「なら、船に乗れば良い」……え?」

フォルティの言葉を遮り、何者かが校門の前から言った。

「貴方達は……?」
「俺達は、ここの『エデン』の知り合いだ……お前達、ドラッケンに往くのか?」
「? あぁ」
「……ふむ」

ゼロムの目を見、1人の種族『ヒューマン』の男が口を開いた。

「少々淀んでるが、良い志を掲げてるな。 よし、乗れ」
「あ?」

男は、後ろの……。——



                     立派な大船を指差した。

「『俺達の船』で、ドラッケンまで連れてってやる!」

男は、高らかに言った——