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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ととモノ。】鬼畜生徒のテキスト ( No.30 )
- 日時: 2012/03/24 21:45
- 名前: 獅子桜 俺 ◆zuYkW5SYP6 (ID: TjCRtQ22)
【十八時限目 海を渡る前の雑談。】
「ドラッケンに向かう人達は船に乗ってくれ!」
「たくさん居ますけど、大丈夫なんですか?」
「そこの、心配してくれるのは良いが、この船は俺とこの相方しか居ないから気にするな!」
男は、無言で後ろで立っている種族『ヒューマン』の男を指差し、言った。
「……モーディアルの校長に会うのは後回しになったが、良いだろ、『ディメント』」
「……(後で『ソフィアール』さんにとやかく言われてもオイラは知らないよ?)」
「うっ……それはそれできついな……あの人、意外と子供っぽいからな……」
ディメントと呼ばれた男は、男に『目で』語っていた。
「……あの」
「ん?」
フィナーレは、男に声をかけ、
「貴方達には感謝しています。 もし、ここに船が来なかったら、ゼロム……あのバハムーンの人が、無理に海を泳ぎ渡ろうとしていました」
「いやいや。 困った時はお互い様というものでしょうに。 ……それと、そんなに畏まらなくて良いよ。 俺は『レブル』って者だ。 この海上で、宜しくな嬢ちゃん」
「あ、ハイ」
「そんで、こっちが俺の相方のディメント。 口は使わず、『目で』語るから、目を見ることだ」
「……(宜しくね)」
「オイオイ……あの目、『人殺ってきました』って感じでめっちゃこえぇよ……」
「ゼロム、失礼だぞ」
ゼロムの失言に、四季はツッコミを入れた。
「まあ、ちゃっちゃと乗ってくれよ。 そろそろ全員乗るからよ」
「ん、済まなかった」
ゼロム達は、早急に船に乗った——
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