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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ととモノ。】鬼畜生徒のテキスト ( No.31 )
- 日時: 2012/03/28 21:32
- 名前: 獅子桜 俺 ◆zuYkW5SYP6 (ID: TjCRtQ22)
【十九時限目 船旅ほど倒れる人が多いんです。】
「よし……んじゃ、出航だっ!」
レブルの掛け声で、ゼロム達他生徒達を乗せた船が進みだした。
「さて……次は、『薬』を出すか」
クルリと、船の先頭に立っていたレブルが振り向き、生徒達を見ると……。——
「俺は水が怖いんだーっ!」
「落ち着けクレーエ! こんなところで錯乱するな!」
「うっぷ……酔った……」
「お嬢様、そろそろ横になったほうが宜しいと思います」
……あちらこちらで脱落者が続出していた。
「そこの海賊学生! 水が怖いんじゃあ海賊を語れねぇぞ! そこの嬢ちゃんは部屋に入れて寝かせろ! ディメント! 案内しておけ! んでもって薬を投与しておけ!」
「……(ラジャー)」
レブルの的確な指示で、次々と生徒達が部屋へ運ばれ、甲板に残ったのはゼロム達であった。
「おう、お前等は大丈夫なのか?」
「当たり前だ。 俺を誰だと思ってやがる」
「ボクは対して酔わないからね。 フィナーレは?」
「……若干……酔いが……」
みれば、ちょっと無理をしているフィナーレの姿があった。
「オイオイ嬢ちゃん、大丈夫か?」
「駄目だろうよ。 ふらついてるぜ。 ……四季、支えてやれよ」
「ハイハイ」
ゼロムに言われ、四季はフィナーレを支え、ゼロムは別のとこへ行った。——
「——……酒樽、だよな?」
ゼロムは樽に腰掛け、叩いていた。
「大量にあると、太鼓みたいに叩きたくなる困った性分を持つ少年、ゼロム」
ドコドコドコドコ
ゼロムが樽を叩いて遊んでいると……。——
「ヌゥ! うるさいのだ! 静かにするのだ!」
「……!?」
……駄目魔女が、居た……——
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