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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ととモノ。】鬼畜生徒のテキスト ( No.36 )
- 日時: 2012/05/02 21:21
- 名前: 獅子桜 俺 ◆zuYkW5SYP6 (ID: TjCRtQ22)
【二十三時限目 探していた人が見つかりました。】
「……ついに、来た!」
ゼロムが、元気良く言った。
目の前に……ドラッケンが見えるからだ。
「船旅でダウンしてる生徒等も、もうすぐドラッケンに着くぞ! 荷物を忘れずに船を下りる準備をしろ!」
怒鳴るレブルを見つつ、ゼロムはふと、耽った。
(……この船旅も、一週間か……道中、魔物が出たり、フィナーレが……うん、フィナーレのことは良いや。 殺されちゃうし……)
この件については、後に綴ろうと思う。
ゼロムにバレないように。
「……さて、降りるぞテメェ等」
「「おー」」
荷物を纏め、ゼロム達はレブルとディメントに別れを告げ、ドラッケン学園の道中にある『ノイツェハイム』へ、歩を進めた……。——
——しかし、もうすぐで日が沈むので、宿に泊まった。
……その時に、『あの人』に、出会った。
それは、フィナーレが部屋へ向かう最中のことである。
「えっと……此処ですかね?」
フィナーレは、ある部屋の扉の取っ手に手をかけた、時に。
「……?」
……ふと、懐かしい魔力を感じ取れた。
「この魔力は……?」
『……誰だ? 其処にいるのは?』
「!」
扉の向こうから、男の声が聞こえた。
その男の声を聞いたフィナーレは、不意に……。——
——……その扉を、開けた。
「……フィナーレ?」
「……『ミナツキ』……」
……そこに居た男は、種族『ディアボロス』、そして……。——
——フィナーレが、探していた『ミナツキ』と呼ばれる者だった……——
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