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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ととモノ。】鬼畜生徒のテキスト ( No.42 )
- 日時: 2012/06/20 22:05
- 名前: 獅子桜 俺 ◆zuYkW5SYP6 (ID: TjCRtQ22)
【二十七時限目 頭が悪い人に、天才の考えは理解できません。】
「さて……言うべき事はないのかね?」
(何故か)右頬が腫れているゼロムは、青筋を浮かべつつ、笑顔でミナツキに問うた。
「……頬が痛々しいな」
「テメェがやったんだろうがぁっ! 今すぐに地べたとキスするかゴルァ!」
「落ち着いてゼロム! 争いは何も生まないわ!」
「いいや生むね! 『俺の殺意の消失』という、平和に繋がる素晴らしいモノがっ!」
暴れるゼロムを、フィナーレが『パラライズ』で動きを封じ、四季がミナツキに聞いた。
「さっきフィナーレから聞いたけど……ミナツキ、キミの話は、本当なの?」
「……先ほども言ったが、その話に嘘偽りはない」
「……そう」
ふと、四季はゼロムのほうに向き直り、聞いてみた。
「ゼロム」
「……何?」
……この時、四季は血迷っていたのだろうか?
「……ミナツキと、一緒に行動してみよう?」
「「「はいっ!?」」」
四季の言葉に、全員は驚いた。
「オイオイオイオイお前何言ってんのか分かってますか?」
「分かってるよ?」
ゼロムの眉間を撃ち抜き、四季はミナツキに話した。
「どう? せめて、ドラッケンまでは一緒に来てもらいんだけど?」
「……」
四季の問いに、ミナツキは黙り……答えた。
「……良いだろう。 但し、ドラッケンまでだ」
「「「!」」」
……こうして、ミナツキは、一時的にゼロム達と行動することとなった——
「……何故、ミナツキを連れて行くんだ?」
「何って、フィナーレと少しでも居させようと思っただけだよ?」
「……お前、良い奴だな……」
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