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【補習４枚目　作者がキャラに、謝罪する話。】
この俺ゼロム、読者に聞きたいことがある。

アンタ等は、『空白の空間』を知ってるか？
いや、別に狂ったことを言っているわけじゃない。

ただ、知ってるかどうか聞きたいだけだ。

……知ってるなら、俺の頼みを聞いてくれ。



「……この何もない空間から、脱出させてくれ」



……巫山戯てない。　大真面目だ。

〈……理由を言ってやろう〉
「作者！？　テメェ、どこから湧いてきやがった？！」
〈俺を蛆か何かと一緒にしてないか……？　……まあ、良いだろう。　しかして、何故貴様がこんな真っ白な空間（※設定上は、白い空間に居ます。）に召喚されたのか？　そのことについての理由を言おう〉

獅子桜はふと、目を細め、悟るように言った。

〈……これは、俺の知人と話して、判明したことだが……。　……ゼロム、貴様は主人公の身でありながら、妙に敗率が高いのだ〉
「……」

この小説、知人と話し合って、ネタを提供したり貰ったりして、成り立っているのだが、知人視点で、『主人公にしては、扱いが酷すぎないか？』と、指摘されたのだ。

「……ほお？（ビキビキ」
〈落ち着いてくれ！　取り敢えず、面と向かって、謝りに来ただけであって……〉
「この方天戟の、錆にしたるわあああああああああああ！」
〈ギェエエエエエエエエエエッ!?〉



……学んだこと。

…………いくら自分のキャラいえど、扱いがぞんざいだと、報復されるでしょう……——