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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ととモノ。】鬼畜生徒のテキスト ( No.48 )
- 日時: 2012/08/15 21:38
- 名前: 獅子桜 俺 ◆zuYkW5SYP6 (ID: TjCRtQ22)
【三十二時限目 誰にも負けられぬプライド故に。】
何があっただろうか?
突如ゼロムの身体が吹っ飛び、ノエルの手に……大剣が、握られていた。
「あの者、何者だ……?」
「……フィナーレ、キミは、『アレ』を知ってる?」
「……いいえ。 初めて見たわ」
四季がフィナーレに聞くところ、あの武器は無論、あのような魔法は知らぬとのことだ。
……まあ、ゼロムの『ゼロム槍術』なんてのも、原作に存在しませんけどね。
「……しかし、今のゼロムを吹き飛ばしたあの大剣……『一度に何度も殴りつけていた』ような気がするな……」
「え? バニ○ルクッ○ー?」
「……四季、それは別作品の、実際に存在する小説のネタよね……?」
四季達が無駄話をしていると……。
『テメェ等ちったぁ俺を引きずり出すとかしろやぁっ!』
瓦礫を蹴り破り、ゼロムは立ち上がり、四季達を睨んだ。
ゼロムにとって、この攻撃によるダメージは微々たるモノらしい。 しかし、この攻撃を何度も食らうと、流石に倒れるだろう。
「……ああ……正直、『コイツ』だけはやりたくねぇが、負けるよりゃマシか……っ!」
ゼロムは息を吸い、深く吐き……目を見開いた。
「いくぞ……」
「「「「!」」」」
ゼロムの魔力の乱れがより活発になったのが、ヒリヒリと、魔力が肌で感じ始めた。
……否。 これは魔力ではない。
では何か? ……答えは、『氣』……『オーラ』というモノである。
莫大な『氣』が、ゼロムの体内から漏れ出ているのだ。
『氣』は龍の形を取り……ゼロムを包み込んだ。
……その時、ゼロムの体中の血管が浮き出て、瞳が紅に染まり始めた……——
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