二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ととモノ。】鬼畜生徒のテキスト ( No.52 )
- 日時: 2012/09/20 22:03
- 名前: 獅子桜 俺 ◆zuYkW5SYP6 (ID: TjCRtQ22)
【三十六時限目 やっと【ドラッケン学園】に着きました。】
「やっと着いたあAAAAAAAAAAAAGAAAAAAAAAAAA!」
「五月蠅い。」
気が狂ったゼロムを、四季が延髄斬りで沈めた。
ついに着いた【ドラッケン学園】が校門前。
ボロボロになったゼロムやフィナーレの魔力回復のついで、何か役立つ道具を買いに来た。
メインは『四学園交流戦』参加の為の、校章であるが。
「Oh……良い一撃きたわ……御休……」
「寝ないでね?」
「……ちっ」
フィナーレに舌打ちしつつ起き上がったゼロムは、1人で保健室に向かった……。
——保健室にきてみると、種族『セレスティア』の女性が居た。
「ハァイ♪」
「あ? ……HEY」
陽気に挨拶する『セレスティア』の女性に、微妙に陽気な挨拶で返した。
「ワタシは『カーチャ』、『カーチャせんせ』って呼んでね♪ このドラッケン学園で生徒達の保健士をしてるわ♪」
「俺はゼロムッス。 ……『竜騎士』と『戦士』を受けている、モーディアル学園の新一年ッス」
「え? 彼処からわざわざ来たの? 大変でしたね〜」
カーチャはそう言いながらも、ゼロムの傷を治療する手を止めず、完璧に治療を終えた。
「さてと……これで、良し♪」
「ども〜ッス」
ゼロムはぶっきらぼうにそう応え、保健室を後にした。
——余談であるが、カーチャ先生(流石に俺に『せんせ』と呼ぶ気が起きない)の治療を受け、保健室を出た男子で鼻血を出してくる者は後を絶えぬとのことである……。
——その頃、四季は購買所で『ある物』に釘付けであった。
「……これ、何ですか?」
「え? ああ、これね」
購買所の人は、四季が見ていた『物』を、四季の前に出した。
「これはドラッケン名物『ヴァイスクーヘン』っていう、天に昇る様な甘いバウムクーヘンだよ」
「ヴァイス……クーヘン……」
ジュルリと四季は涎を垂らした。
「……これひとつ頂戴」
「ハ〜イ」
……後に、ゼロムやフィナーレが四季を見つけた時に「天使が……見える……」と、譫言を呟いている姿を見かけたのであった……——