二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ととモノ。】鬼畜生徒のテキスト ( No.53 )
- 日時: 2012/09/24 21:58
- 名前: 獅子桜 俺 ◆zuYkW5SYP6 (ID: TjCRtQ22)
【三十七時限目 世界には絶対変わり者が居ます。】
「主等、待たれい」
「あん?」
職員室を出て、クエストボードより校章入手のクエストを取り、いざ【水竜の洞窟】へ往こうとした矢先、40代ぐらいの種族『ディアボロス』の男に呼び止められた。
「……主等は、もしや【水竜の洞窟】へ往こうとしてはあるまいな?」
「……当たり前だ。 じゃねぇと、此処の校章貰えねぇ」
「……ふむ」
男はゼロム達を一瞥すると、口を開いて言い放った。
「……主等、『四学園交流戦』は疎か、このドラッケン学園の校章も諦めよ」
「「「えぇっ!?」」」
ゼロム達は、『ディアボロス』の男に驚かされた。
……そもそも、この『四学園交流戦』は遙か千年前、モーディアル学園が未だ存在しなかった時代にもあったイベントであるが、『ラプシヌ』という者が優勝したという記録が学園の歴史書に残っている。
ラプシヌは優勝者の証・『天空の宝珠』を使って何を願ったかは不明であるが、『天空の宝珠』の力は『どんな願いをも叶える』という、喉から手が出るほど欲しい物である。
ちなみに、このような説明をしてもゼロムの目的に『天空の宝珠』は無いので無意味であるが。
「……オイおっさん」
「……おっさんと呼ぶな。 ワシはこれでも『侍』学科の教師だ」
普通、『ディアボロス』は術師系学科を教えるモンですけどね。
「……まあ、そこはどうでも良い」
「どうでも良くないわ」
「とにかく、アンタが邪魔するってぇんなら……倒すだけだぜぇっ!」
ゼロムが方天戟を持って男に接近。 したが……。
「——……遅い」
「ぅあっ!?」
……ゼロムの足が払われ、尻餅する結果となった。
「……どうした? ワシは本気を出しておらぬぞ?」
男は冷めた目でゼロムを見下し、ゼロムの怒りのボルテージを上げた。
「……この、糞爺……っ!」
「汚いよ」
……この日、ドラッケン学園が半壊したが、後に綴るとしよう。
理由は、かれこれ書き綴って3日経っている為であるが……——