二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: 【ととモノ。】鬼畜生徒のテキスト ( No.54 )
- 日時: 2012/10/14 22:05
- 名前: 獅子桜 俺 ◆zuYkW5SYP6 (ID: TjCRtQ22)
【三十八時限目 実力の差がでかすぎます。】
「しゃらぁっ!」
「ぬんっ!」
ガギャァッ
槍と刀が交差し、火花が散った。
「クッソ! さっきから受け止めてんじゃねぇ、全部食らって蜂の巣になりやがれぇっ!」
「断固拒否する。 貴様の槍に殺意が籠もっておる故、食らえば只では済まぬだろう」
ゼロムの言葉に返しをし、『ディアボロス』の男はゼロムから距離をおいた。
「ふむ……主の実力を見て、ワシからひとつ話そう」
「あん?」
『ディアボロス』の男はゼロムを見、言った。
「……主は、攻撃と速度、攻撃速度も含む……が、それなりに良い。 しかし、主は急所を狙うあまり、敵に手を読まれやすい」
「ハッ、んなモン知るかよ。 急所を一突きすりゃぁ、どんな奴でもイチコロだろうが」
「……阿呆か」
ゼロムの言葉に、『ディアボロス』の男は呆れた。
「……主じゃ相手にもならぬ。 さっさと失せい」
「……あぁ?」
『ディアボロス』の男の言葉が癪に障ったのか、ゼロムの額に青筋が浮かんだ。
「……いいぜ……俺の本気を見せりゃ、テメェの相手になんだろう?」
「? 何を戯言を……?」
『ディアボロス』の男が首を傾げると同時、ゼロムはどこぞかの構えを取った。
「いくぜ……『竜・魂・解……」
「……っ!?」
突如『ディアボロス』の男から、冷や汗が噴き出した。
何故なら……ゼロムの魔力の波が、大きく波打った為だ。
「拙い……っ!」
ドグッ
「hぐふぅっ!?」
『ディアボロス』の男はゼロムの鳩尾を殴り、気絶させた。
「……この者、まさか……いや、そんなハズは……」
「……あの……」
「……む?」
『ディアボロス』の男は、四季の呼びかけられた。
「……キミは一体誰ですか……?」
「……失敬した。 ワシは『ガンデラ』……先刻も言った通り、『侍』学科の教師で、主に『タカチホ義塾』で教えを説いている。 ……主等は、この『バハムーン』の仲間か?」
「ハイ。 ボクは四季で、こっちの『セレスティア』はフィナーレ。 ……ゼロムが迷惑をかけてすみません」
「……ふむ」
『ディアボロス』の男・ガンデラは顎に手を添え、頷いた。
「……うむ、主等に頼んでも良いか?」
「? 何ですか?」
「……何、言伝を頼みたい……其処で眠るゼロムに、ワシから『タカチホへ来い。 来たら、稽古をつけてやる』と、伝えておいてくれ」
「……了解した」
四季はガンデラの頼みを受け入れた——