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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: BRAVE10*時守りの忍【原作沿い】 ( No.6 )
- 日時: 2012/01/22 21:34
- 名前: 勾菜 (ID: Dfaev/X/)
がさり、と茂みから飛び出すと、1人の男がいた。
「やばっミスった!」
「いやああっ!!」
男にぶつかりそうになったとき、どさっと上手く抱えられる。
少女は無事のようだが、声がでないようだった。
「っ!!」
森から無数のクナイが飛んでくる。
男——…才蔵は目を見開いてから、腰の大きな武器を抜く。
「ひっ…」
「あなただけじゃ…っあ!?」
「フンッ」
才蔵は一瞬で全てのクナイを弾く。
「すご…」
思わず本心から感嘆の声を漏らす。
「あ、私降りるから!」
「あ?大丈夫だ、そのままでいろ…」
女2人を抱えたまま、才蔵は姿を現した影に声を荒げる。
「…んだ、テメエら!?」
先程、彼女に煙幕をぶちまけられた忍達がそこにいた。
「女2人相手に楽しい鬼ゴッコか?あ!?」
才蔵が忍たちをそう挑発すると、忍たちは一斉に武器を構える。
すると、そのうちの1人が口を開いた。
「……お前には関係がないが、その女を見たのが不運…消えてもらう」
その言葉を聞いたとたん思わず脱力しそうになるのを必死に彼女はこらえた。
(この忍は同じことしか言えないのか…)
そう思ったのは彼女だけの秘密だ。
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