二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナGO〜なくしたくない物〜 短編集 ( No.9 )
日時: 2013/11/28 18:50
名前: 柳 ゆいら ◆JTf3oV3WRc (ID: J69v0mbP)

短編集3   〜お泊まり会〜

※これもまたPart2...などと続く恐れあり。てか続きます
※相も変わらずgdgd
※短編と長編の間みたいなのです




天「どうぞ上がって、みんな!」

 天馬はニコッと笑って、みんなを中に招き入れた。
 今日は天馬のお泊まり会で、集まったのは六人。俺、輝、狩屋、信介、神童先輩、霧野先輩。他のひとたちは、用事があってこられなかった。たとえば、浜野先輩と速水先輩は釣り、とかな。

信「うん! お邪魔します、天馬、秋さん!」
秋「どうぞ楽しんでいってね。」

 秋さんも天馬と同じように、ニコッと笑うと、天馬の部屋から退室。
 俺たちが全員入ると、少しせまいくらいのスペースだった。まあ、『木枯らし荘』は、そんなに大きなアパートじゃないしな。

神「なにかやるか?」
霧「おれ、UNOなら持ってるぞ。」
狩「オレ、LBXなら持ってきましたよ。」
輝「ええ!?;;」

 マジか……。狩屋、LBX持ってたんだ。じゃあおまえ、『ダン〇ール戦〇』出演して来いよ。

天「UNOやりましょう!」
霧「よし。」
狩「チェッ。」
「やりたかったのか? 狩屋。」
狩「そりゃ、もちろん。」

 やれるわけねえだろ。この中でLBX持ってるの、狩屋と信介と神童先輩と……あれ、できるね。

     ☆

秋「みんな、熱いから気をつけて食べるのよ。」

 秋さんが笑顔で、ジャガイモやスライスしたフランスパンを、お皿に盛ってくれる。

天「秋姉のチーズフォンデュは最高なんだ!」

 天馬も笑顔で、秋さんからお皿を受け取る。
 今晩のメニューは、秋さん特製のチーズフォンデュ。チーズを熱してトロトロに溶かし、それにジャガイモを切ったものや、スライスしたフランスパンなどをつけて食べる。
 すごいおいしいから、一度やってみな。鍋さえあれば、フランスパンとかチーズフォンデュ専用の合わせチーズみたいなの、どこにでも売ってるから。
 最初に一口いった神童先輩が、「んっ。」と声をあげる。

神「たしかに……おいしいな。」
天「でしょう?」
「うん、うまい。」
信「おいしい! 秋さん料理上手!」
霧「おいしい……。」
狩「さすがって感じです。」

 全員がそろって同じ意見を言うと、秋さんは照れ笑い。

秋「そ、そう? ありがとね。」

 頬に手を当てて、そう言った。

信「んぅ〜っ、ほんっとにおいしい!」
「市販のセットじゃないのでこんなおいしく作れるのか……。秋さん、今度教えてください。」
天「もっと食べようよ、信介、狩屋!」
霧「いくらでもいけそうだ。」
神「ほんとだな。」
狩「ちょっ、鍋に手が当たるぞ、天馬も信介も!」

 思い思いに食事を楽しむ。
 さすがに多すぎて大混雑だったが、ゆずりあえば全員にほどよく行き渡った。
 これは、俺個人の話になるけど。
 チーズフォンデュは、できる限りホカホカ温かいうちに食べるのをおすすめする。ジャガイモとかをチーズに入れて、それを出したときにスーッとできるチーズの糸がうまそうでたまらないから。
 ちなみに俺は、このチーズの糸を、全部ジャガイモに絡め取っちゃうタイプ。だから、すぐにチーズフォンデュなくなっちゃうんだよな。
 で、いまもそういう状況。




                             つづく