二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: NARUTO〜火影になるために〜 ( No.22 )
日時: 2012/03/11 11:38
名前: カノン (ID: d4HqvBA8)

第一話「うずまきナルト(後編)」




「イ・・・ルカ先生・・。どうして・・・」(ナルト)
ポタポタ落ちる血を見て、イルカ先生は少し笑う。
「同じだったからだよ。」(イルカ)
「え?」(ナルト)
「九尾の事件の時・・・俺は両親を亡くした。
 それ以来、みんなに見てもらいたくて・・・・
 バカやって・・・・ごめんなぁ、ナルト。
 つらかったよなぁ。」(イルカ)
イルカの目から雫が落ちる。
「おい!笑わせんなよ!」(水木)
その時、ナルトがイルカ先生の前から消えた。
「みずきぃいいいいい!!!」(ナルト)
いつの間にかナルトは水木の真後ろにいた。
「多重影分身の術!」(ナルト)



水木を散々ぼこぼこにした後・・・
「先生・・・あり・・・がとう・・
 ござい・・・ます。影分身の術・・・できた。」(ナルト)
糸が切れたかのように、ナルトは倒れる。
瞬時に出てきた九尾がそれを受け止める。
「・・・九尾。ナルトをこっちに・・つれてきてくれ。」(イルカ)
「・・・あぁ。」(九尾)
イルカは額宛てをナルトの額に巻く。
その時、ナルトが意識を取り戻した。
「先生?」(ナルト)
「今日・・・・卒業試験があった。ナルト・・・お前、
 できなかっただろう。」(イルカ)
「え?じゃあ・・・・」(ナルト)
イルカはナルトの言葉に笑う。
「卒業・・・おめでとう。ナルト。」(イルカ)
その時、ナルトは何か温かいものを感じた。
ずっと、さめてた心が温かくなったような気がした。
「先生・・・。ありがとう」