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「あまさき、そうし？……それだぁれ？」


「おれのいとこ？このおんなのこが？」


＊


「わたしはあんたの“ぎきょうだい”だって。」


「いいよ、“せいゆ”ってよんで。おれも“えれん”ってよぶから。」


(狂い始めた“秘密”の未来。)













「ボクはなぁんにも知らないよ？なんでボクがここに居るかもね？」


「血縁者。いくら嫌み嫌おうと、その肩書きは消えないんだ。」


「だからかつて笑顔で手を握ってた奴等に、俺はナイフを向けられるんだな。」


＊


「アイツが、＊＊＊が、ボクの……“兄”？」


「私は貴方の妹なんかじゃない。良い加減、“独りぼっち”に慣れたらどうだ？」


「忘れられないんだ……暖かかったから、大好きだったから。」

(無知を嘲笑った“Death”の行方。)
(全てを裏返した“The Devil”は何を思う。)
(孤独な“The Hierophant”と何時かの光。)















「僕が悪いって？そんなのドジふんだ君が悪いんだろ？」


「あの子は昔から泣き虫でね？なのに天邪鬼だから困ったもんだ。」


＊


「いいよ！なら魅せてあげる！！僕って言う愚者が消えた世界をッ！！」


「あの子を守れないなら君に用は無い、精々自分のしたことを後悔するんだな。」


(仮面を被った“The Fool”の断生歌。）
(彼女を信じた“The Hermit”の断罪。)