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　　　　　　　　第三十九夜　　-再会-

天王星said


由「あの〜!そこの水色の髪をした方〜〜〜!」
ア「由尹!?」
リ「何やってるの!?」
幸「バ・・・」

・・・・

天「はい」
ア・リ・幸（あっさり出てきたああああ!）
由「どうしてさっきから付けてくるの?何か用事でもあるんですか?」

・・・

天「・・・見張っておけと頼まれたので」
由「誰に?」
天「・・・」

月様と言ってもまだわからぬだろう

天「卦尹様に」
全「!!」
由「お兄ちゃん・・無事なの!?」
天「・・・」
リ「今・・どこにいるの?」
天「・・・それは・・・・直接卦尹様にお聞きになられたらどうですか」
全「え?」

心配だったのでしょうね
わかっていますよ
私を付けていたのは

卦「・・・」

　　影から卦尹が出てくる

由「おに———?!」

　見覚えのある肌に、みんなの背筋が凍った

卦「この姿で対面するのは初めてだね・・・オハヨウ」

　‘オハヨウ’
　　　　 まるで再び夜に戻させるような
　　　　　　　　　　　　とても邪悪な声で言う卦尹

ア「卦尹・・・?その肌・・」
リ「ノア・・の・・・」
卦「由尹」
由「ビクッ)・・・な・・に・・・?」

　みんな驚いている
　　　　　　　　　　　　　　いや
　怯えている

　　　　　　　　　　　　　　　　　　殺気がとてつもない・・


卦「俺ハ全テノノアノメモリーヲ。オ前ハ全テノイノセンスヲ」
由「え・・・・?」
卦「アレン・・幸太」
幸（なんで俺の名前・・・）

・・・返事が出来るとは
中々腕のある奴らだ
今まで月様がこの殺気を放つと


　　　　　　　　　　　　　　　　返事をできたものはただ一人いない—

卦「星ハ太陽系ノ惑星ヲ」
リ「ヵ・・・・・かい・・・卦尹!どういう・・・こと・・なの!?」
卦「今言った通りだよ
　　　 俺は全てのノアの力を持ち
　　　　　由尹は全てのイノセンスの力を持ち
　　　　　　 星は全ての太陽系の惑星の力を持っている」
由「惑星・・?星・・・・?何・・・言って・・るの・・・・?お兄ちゃん・・・かえろ・・・うよ?」
卦「詳細は・・・千年公のシナリオの中で」

卦尹様は最近
シナリオという言葉を良く使われる

由「おにい・・・・ちゃ・・・・・」
卦「方舟で会おう。その時・・・全てを話すよ










　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お前の親のことも」
由「!」

・・・方舟
太陽が覚醒したばかりの時に
争われるつもりなのでしょうか
何を考えておられるのだ?千年伯爵
何を考え、行動しようとしておられるのだ?月様