二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man -日と月- ( No.142 )
日時: 2012/03/09 20:27
名前: 快李 (ID: LV1xpENB)

        第四十四夜  -昔話-

由尹said

幸「退屈だああああああああああああああああああああ!」
由「ハハハ;」

基地に行こうといっても
遠いんだね

リ「何かないかしら」
由「ハイハイハイ!お話タイム〜!」
全「え」
由「行くよ〜←」


              昔々—

      何一つ不自由のない家庭がありました

 その家庭には、父母と兄妹が住んでいました

   ある日、妹が遊びから帰ってきた日のことです

       わらで作ってある家が、いつのまにか赤いわらの家になっていました

妹はすぐに家の中に飛び込みました。中にいたのは、血だらけの兄と父母


「お兄ちゃん?」

 妹は震えた声で言いました

「・・おかえり」

 兄は笑いながら答えました

                なにもおくすこともなく

   ただただ笑いかけてきました

「ゆ・・・・・・・」

     父がその妹の名を呼びました。まだ息をしているそうです

「おとうさ—」

  その時でした

          兄が父の体を2つに切り裂いたのです

  妹はビックリしたどころか、兄がしたことを信じられませんでした

「どうしたの?」

   ほほえみかけてくる兄。ただ固まる妹

「ぁ・・・」

    母も話しかけてきました

  また兄は・・・母の体を切り裂きました


     黒い髪をしていた男の子と女の子は

 自分の黒髪・畑の草の緑色・血の色が混ざり




        茶色の髪へと生まれ変わったのでした・・・—


 その後・・村の人々がその家に来ました

「!?」

      声を出す前に

              男の子に殺された村人

  その村にいた人々は全て

                        全滅した

 残ったのは兄と妹。兄が妹に近づく

  妹は死を覚悟した

                その時

   2本の手が妹の前に出てきました

「「もう、自由だよ」」

      一本は兄の手


   もう一本は、兄と仲良くしていた女の子

           名前は覚えていない



  妹は迷わず、血に染まった兄の手と、兄の友達の手を取った



     それから妹は兄と女の子、二人に挟まれて


                その村を後にしたのでした

火「ッヒャー。怖いですねえ」
由「・・・うん」
幸「・・・俺茶髪なんだけど!?」
リ「幸太w貴方はそんな事する人じゃないでしょ?」
ア「そうですよw」
幸「だよな!!そうだよな!?」

何度もお兄ちゃんから聞いた話
だから内容をすべて覚えてしまった