二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man -日と月- ( No.247 )
日時: 2012/05/11 20:06
名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)

        第八十五夜  -俺の道-

卦尹said


卦「・・・ゆ・・・ぃ・・・ッ」

駄目だ
体が動かない

雪が降り続ける
雪に埋もれ、体温は下がるばかり
意識も遠のいていく
このままじゃ

確実に死んじまう

        ジワァッ

雪が赤色へと染まる

卦「だから・・・千年公は大嫌いなんだ・・・っ」

なんで?
どうして?
毎回俺が力を取り戻して
闘いに出ようとすると
千年公は俺の力を亡くす

今回もまた・・・・—っ

苦しい
息が吸えない
病気が再発したか—?

薬・・・飲んだら・・・きっと・・・・・・

   ビンを手に取る
  中には何もない

クソ・・・ッ
死ぬのか
俺は
駄目だ


由尹を助けるんだ・・・・
まだ由尹には気づかれてないはずだ

俺の目的を
   イノセンス?ノア?アクマ?
どうだっていい

俺は昔から、由尹を助けるために生きてきた
アイツは囚われてるんだ
あの牢獄に

イノセンスの・・・偽物の由尹のせいで!!!

    グッ

強く拳を握った
握ろうとした

もう

力なんt—

   俺の目の前に誰かがいる
誰?
海?
天?
由尹?
だr—

卦「!!お前・・・」
??『久しぶり・・・。元気?』
卦「・・・」

もう喋れない
話せない

意識g—

     急に体が暖かくなった

卦「・・・お前—」
??『大丈夫だよ。ついてるから・・・ね?無理しないで。私の為に・・・』

 傷も痛みがひいた
          これは一時的な物で

   能力をとけばすぐに痛みは戻る

  誰の能力?

    俺の目の前にいる・・・

卦「無理してねぇよ・・・お前が助かるなら・・・・こんな命d—」
??『・・・私、今のままでもいいかなと思ってるの』
卦「・・・え?」
??『だってあの人・・・楽しそうでしょ?
   この前あの子を助けてあげたげど・・・笑ってたよ。最後に』

・・・

卦「お前はどっちがいいんだ。今のままと・・・もとn—」
??『元に戻りたい』

ハッキリとした声で言った

卦「・・・俺が助けてやる。この命変えても」
??「うん・・・・!!///」
卦「・・・そろそろ戻りな。アイツも困ってると思うしな」
??「うん・・・」
卦「アイツによろしくな。すぐに・・・俺も向かう」
??「待ってる。ずっと・・・——



                  お兄ちゃんを、信じてるから」

そう言って
本物の由尹は消えた

と同時に
俺の痛みも帰ってきた

卦「・・・っ!!」

大丈夫だ
''夢''を・・・
ノアのメモリーを・・・
力を貸してくれノア
俺は今・・・進まなきゃいけないんだ

もうお前らとは別れるんだ
千年公との闘いで生み出した
俺の命と変えて・・・アイツを助ける''技''を

だから
    頼む


             ''夢''・・・・!!