二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.gray-man -日と月- ( No.292 )
- 日時: 2012/06/03 17:20
- 名前: 快李 (ID: qs8LIt7f)
第九十五夜 -共に消え-
幸太said
火「!」
金「どうした?火」
火「太陽様・・・?」
ガチャ
目の前には、白黒の床をした部屋があった
どこが壁かわかりゃあしねぇ・・・
幸「兄貴いねーじゃん!!戻ろうz—!?」
由「ドアが・・・消えた・・・・・・あれ?アレン・・・みんな!」
ア「由尹!?それに・・・幸太!どうして・・・」
幸「なんでって・・・兄貴のドアが出てきたから・・・ってお前らは!?」
ア「階段を上がってたら・・・急にドアが出てきて・・・」
ラ「やっぱり、卦尹のドアだったんさね」
リ「・・・?卦尹?卦尹なの・・・?」
奥の方から迫ってくる
やけに脳に来る足音
その姿は、まぎれもなく兄貴の姿だった
幸「あに・・・・きっ・・・・・」
由「お兄ちゃん・・・お兄ちゃん!!!」
卦「・・・部外者がいるね。どいてもらうよ」
そう言って、アレン・リナリー・ラビ・・・人間が
サイコロのような箱に閉じ込められた
あの人間誰だっけ
幸「ん?うおお!?」
由「みんな!」
俺だけ別の箱に移されちまった・・・
俺らの声はあっちに届かない
それでも、由尹の声はこっちに届くようだ
卦「・・・日と月の戦い。何年ぶりだろうね」
由「お兄ちゃん・・・戦いって何?私達・・・戦うの?」
卦「・・・そういう事になるね」
俺がいくら叫んべも
アイツが俺を出すことはない
幸「っ・・・イノセンス発動!」
自分の真正面のサイコロの面に向かって
様々な能力を持った矢を、一気に放つ
それでも、この箱が敗れることはない
幸「クソ!!!」
卦「・・・俺はさ由尹」
由「やめて・・・話さないでよ・・・・・・。それ以上しゃべったら・・・傷口・・・・・・・・・」
卦「・・・」
!!
兄貴の腹から
血が流れているのが見えた
千年伯爵にやられた傷か?
卦「お前ら教団に特別な感情w—」
由「やめてヨ!!!!!!」
由尹はうつむいて、自分の拳を強く握って
泣き喚く
由「やめて・・・傷治して・・・一緒に帰ろうよ・・・・・また・・・・・また一緒に暮らそうよ!!!!」
俺とアレン達は、兄貴と由尹のやり取りを
静かに見ている
卦「無理だな」
由「!」
卦「なんでかわかるか?お前は・・・今から俺を殺すんだから」
由「え・・・・?」
兄貴は静かに笑う
その笑顔はなんだよ・・・おい・・・
その・・・・・・・・
幸「その笑顔はなんだよ!!!!!!!!!」
由「何言って・・・」
卦「どんなに抵抗しても、お前は俺を殺さずをえない。そして、由尹。お前も消える。
・・・いや。由尹じゃなかったな。''イノセンス''お前も消えるんだよ」
由「・・・え?」
イノセンス・・・?