二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: D.gray-man -日と月- ( No.32 )
- 日時: 2012/02/16 17:01
- 名前: 快李 (ID: LV1xpENB)
第13夜 -子守唄-
由尹said
アレンの左腕が、武器へと変わっていく
由「アレン・・・」
ト「ウォーカー殿の、対AKUMA武器が!!」
神「作り替えるつもりだ。寄生タイプのエクソシストは、感情で武器を操れる。
アイツの怒りに、イノセンスが反応してやがんだ!」
由「怒り・・・」
ララの心臓を取ったから?
ララとグゾルの為に?
アレンは何もしらない他人の為に
怒られるの?悲しめるの?
神「それにしても、なんてまがまがしい殺気を放つんだ?アイツ。武器が、その姿を形にしている?」
ア「うっ あああああ!!」
由「アレン!?」
神「バカ!まだ武器の造型が出来ていないのに!」
卦「バ・・カッ・・・・・」
バッ
由「お兄ちゃん!?待って!」
神「!?銃だと!?」
アレンの左腕から、何百本もの棒がAKUMAへと向かってゆく
L2「あああああああああああ!!」
ララもグゾルも、ピクリとも動かない。
アレンは土に隠れてるAKUMAに視線を移す
L2「ふふふふ!そんなんで砂になってる私は壊せないよ!」
由「!砂に・・?」
ア「!?うわああっ」
アレンがAKUMAの中へと入ってゆく
卦「センス・・・・動・・」
由「お兄ちゃん!無理しちゃ...」
卦「大丈夫。殺さないよ」
由「!」
もう落ち着きを取り戻したの?
L2「ハハハハ!捕まえたっ!」
卦「《黒いバラの花言葉に、想いを託します。》」
由「想い?」
確か黒いバラの花言葉は・・・
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由「見ておにいちゃん!バラ!!」
卦「本当だ。黒いバラって初めてだなぁ」
由「うん!」
卦「でも、こんなに綺麗でも、花言葉はあまり綺麗じゃないんだよ」
由「え?」
卦「貴方はあくまで私のモノ。憎しみ。恨み。・・・な?」
由「本当だ・・・こんなに綺麗なのに・・・・・・」
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お兄ちゃんも、怒ってるんだ。
L2「もうダメだ。もうダメだお前は」
AKUMAが腹を撫でながら言う
L2「何回指したら死ぬかな?エエエエイ!・・・・!?」
AKUMAが刺そうとすると、バラの黒い弦が絡み、動かない
卦「・・・」
L2「貴様あ!」
卦「アレン!!起きろ!」
AKUMAの腹が動く。そして、爆発する。
由「アレン!」
神「中で・・・打ったのか?!」
ア「ありがとうございます。卦尹。」
卦「遅いよ」
AKUMAに向けて、もう一度銃を向け、打つ・・・—
神「今度は・・・剣!?」
卦「一気に増えたな・・・武器・・・・・・。」
ア「うわああああああああああ!!」
アレンの声と共に、AKUMAが二つに切り裂かれる
由「やった!」
卦「まだだよ」
由「え?」
卦「砂の皮が取れただけさ」
本当だ。AKUMA本来の姿になった
L2「ヒイイ!砂!砂あああああああ!」
卦「逃げ腰め」
ア「写し取る時間はやらない!ぶち抜いてやる!」
L2「ヒヒヒ まだお前の右腕があああああああ!?」
卦「・・・」
L2「貴様あああああ!」
お兄ちゃんがアシスト。腕を弦で抑える
L2「うわああああああああ」
グ「あ・・・あ・・・・」
ラ「人間様。歌は・・いかが?」
ララが起き上がる。
ラ「人間様。歌は・・・いかが?人間様私は人形。歌はいかがですか?人間様」
ララが手をのばす。
グ「ぁっ・・・ラ・・ラ・・・・大好きだよ・・・・」
悲しい
ララは覚えてない
グゾルのことを
今までの出来事を
AKUMAのせいで・・・
イノセンスのせいで・・・
ララとグゾルの願いは叶う
でも・・・でも
ララの記憶は・・・
闇の中へと消えてる
AKUMAのせいで!!
ラ「眠るのですか?それでは、子守唄を歌いましょう」
由「!!」
卦「・・・子守唄・・・・か・・・・・アレン。神田。」
ア「はい・・・?」
卦「手。貸して」
ア「え・・・はい・・・」
神「断る」
卦「ならいいよ。」
ア「!?傷が・・・卦尹!?」
ドサッ
由「お兄ちゃん!!」