二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: D.gray-man -日と月- ( No.35 )
日時: 2012/02/16 17:11
名前: 快李 (ID: LV1xpENB)

        第16夜 -welcome-


卦尹said

リ「アレンく〜ん!由尹〜!」
ア「リナリー?どうしたんです?」
リ「あれ?卦尹は?」
由「傷口がまた広がって・・・」
リ「そう言えばさっき・・・すごい傷だったわね。マテールの街、そんなに酷かったの?」
ア「それが・・・その・・・・」
由「・・・言ってもいいよアレン」
ア「え?」
由「私が責任取るからw」
ア「・・・」

 リナリーに全てを話す

リ「え!?怪我を移植!?」
由「・・・」
リ「どういう事?」
ア「それがボクにも・・・でも確かに、ボクが負っていた傷が治って・・・
    ボクが負っていた傷の所が、卦尹の傷と同じだったんです。それに・・・」
リ「?」
ア「卦尹の傷も・・・ボクが手を貸す前より増えてた・・・」
リ「!由尹?どういうことなの??」
由「・・・お兄ちゃんは、昔から変な能力があったの」
ア・リ「変な能力?」
由「人の怪我を治す。でも・・・その代わりにお兄ちゃんがその人の怪我を負うの」
リ「そんな・・・」
ア「でも・・・それなら逆もあるんじゃないですか?」
リ「そっか・・・卦尹の傷を他の人に—」
由「お兄ちゃんは・・・そんな事しない。優しいんだもん」

違う
私も知ってる
本当のお兄ちゃんの事
本当は優しくないんだって
私の前だから優しくしてくれてるだけで
本当は・・・ヤンチャなお兄ちゃんだもん・・・
私も一度、見たことがある。
本当のお兄ちゃんの姿を・・・
たぶん、アレンもお兄ちゃんと二人きりになったんだもん
見たは筈だよ。本当のお兄ちゃんを

ア「・・・そうですか」
リ「でも・・・卦尹は何処から?」
由「お兄ちゃんに用事があるの?」
リ「ええ。二人にもね」
ア・由「??」


由「お兄ちゃん〜!」
ア「卦尹〜!」
リ「卦尹〜!どこ〜?」
卦「何」
ア・リ・由「わ!!」
卦「・・・」

やっぱり
酷い傷口だ

リ「・・・あ、卦尹。食堂に行ける?」
卦「うん」

行けるとは言ったけど
まだ足がふらついている
アレンが補助してくれてるけど・・・


  パン パパン!

あちこちでクラッカーの音が響きわたる

由「ぇ・・・何コレ!?」
卦「・・・」
リー「まだだったろ?お前等の歓迎会!」
ジ「徹夜で準備してたのよん!」
リ「朝見つかりそうになった時は、冷っとしたわ」
由「ハハハ・・・;」
リ「お帰りアレンくん。由尹。か・・・・い・・・・?あら?卦尹は?」
由「・・・さっき、やっぱり体調崩しちゃったみたいでw」
リ「そう?やっぱり無理言っちゃったかしら」
由「大丈夫だと思うよ!また来ると思うしw」
リ「そう?なら先に始めましょう」
コ「お帰り、アレンくん。由尹」
リ「お帰りなさい。アレンくん、由尹」

 お帰り お帰り〜 お帰り!!

由「!・・ただいま!ww」
ア「ただいま//」


・・・
由尹の満面な笑
久しぶりに見るなぁ・・・
何年ぶりだろ
ここに来てよかった
ここなら
由尹がたくさん笑える
俺の側にいる時より
ずっと・・・