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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマ 【幻想で響くシャンソンは】 東方project ( No.32 )
- 日時: 2012/03/30 18:48
- 名前: ドロップ ◆8WWubVa7iM (ID: YrPoXloI)
『東方幻奏夢』
「“夢想封印”ッ!!」
霊夢の背後から、ホーミング光弾が七つほど現れ、
紫に向かって飛んでいく。
「あら、こんな程度かしら?
博麗の巫女さん?」
紫は、楽そうに簡単によける。
「なら、私から行くわよ?」
紫は、胡散臭い笑みを浮かべた。
「———“深弾幕結界 -夢幻泡影-”」
—— 同時刻、紅魔館にて。
「お嬢様、ご用件は終わりましたか?」
従者、十六夜咲夜は
自分の主人、レミリア・スカーレットに満面の笑みを向ける。
「…えぇ、終わったわ。」
「そうですか、それでは紅茶を入れますね。」
咲夜が紅茶を入れようとした瞬間、レミリアは告げた。
「ねぇ、咲夜。」
「…なんでしょう、お嬢様。」
「もしも…この世界が終るとしたら、
貴方はどうするのかしら?」
レミリアは、真っ直ぐな真剣な表情で咲夜に聞いた。
「…私は、世界が終ろうとも、
ずっとお嬢様のお傍に居ますわ。」
咲夜は、ゆっくり微笑んだ。
「…そう。」
「お嬢様、紅茶が入れ終わりま——ッ!?」
神の槍、グングニルが咲夜に向かって飛んでいった。
「お嬢様ッ……!?」
「どうして……どうして、私の傍に居るなんていうの?」
レミリアは、片手にグングニルを持っている。
「最後に——
今日だけは、貴方と一緒に過ごそうと思ったのにッ!」
セ
カ
イ
は
廻
る
。
グ
ル
グ
ル
廻
る
。
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