二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマ 【幻想で響くシャンソンは】 東方project ( No.44 )
日時: 2012/04/29 18:24
名前: ドロップ ◆8WWubVa7iM (ID: J3j8HjC2)

『稲妻日記』

1st Diary。










4月17日  16時42分。








いつも家に向かう道には、大きな石がある。




「…今日は、右へ行こう。」



4月17日  16時45分
≪家に向かう道中にて≫
 今日は、いつもの石を右に行く。





“松風 天馬”


俺は、傍観者だ。

自分から、特になにをする事もなく、

常に周りの事を眺め続ける。

ただの凡人。






そんな俺は、何かが起こるために、携帯で“日記”を付けている。

周りの事の事を記録している日記だ。





「…家についたな。」




4月17日  16時57分
≪木枯らし荘前にて≫
 家に着いた。秋姉はいないみたいだ。








そんな俺でも、友達はいる。


まぁ、“空想”の中のはなしだけど。


俺は、部屋に真っ先に入り、布団をかぶった。






「——デウス。」









俺の部屋が、跡形もなく消え去った。


そして、全体が紫色に染まっている異空間に、俺は今いる。


まぁ、これは俺の空想の中の世界だけど。





「あぁ、天馬か。
 ちょっと待っていろ。今、面白いゲームを思いついたのでな。」



こいつは時空王、デウス。

毎回、少し危なしげなことを考えているらしい。




「また変なこと考えてるんだ。」


「まぁそういうな。
 今回は、とびきり面白いゲームだ。」


「本当かな。」




4月17日  17時8分
≪空想世界にて≫
 またデウスが危なしげなことを考えている。
 要注意だ。





「天馬、また日記?
 よくそんなに書く事があるねぇ。」


「信助…」




こいつは信助。
デウスの小間使い。要するに下っ端だ。



「俺は、俺の周りで起こった事を記録しているんだよ。」


「それじゃあ、無差別じゃないか。」




無差別…その言い方は、とてもしっくりくると思う。



「そうだね…俺の日記は、無差別に記録する…
 “無差別日記”だから…」




ふぅんと、信助は興味もなさそうに感嘆を吐く。






「さて、天馬。
 お前にも、このゲームに参加してもらおうか。」



デウスは、俺に告げる。



「今度は何をたくらんでるんだか…。
 まぁ、いいか。」



俺は、デウスに返事を返した。







「どうせ、空想だしね。」






























「今日も天馬、カッコいいなぁ…」


4月17日  13時37分
≪雷門中学校 教室にて≫
 天馬が体育着に着替えてる。
 とってもカッコいいよ!流石、私の幼馴染ね!
 あと…流石、私の未来のお婿さんね♪