二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマ Ib【幻想で響くシャンソンは】 東方project ( No.59 )
日時: 2012/07/22 19:07
名前: ドロップ ◆8WWubVa7iM (ID: MuUNITQw)

Ib短編 「消失するお友達。」 前編













広い子供部屋、
黄色の髪をした少女、メアリーと
誰かがいる。


「ねぇ、一緒にお絵かきしようよ!
 あ、宝探しでも、かくれんぼでもいいよ!
 遊ぼうよ!」


「嫌よ!
 いいから、さっさと私を元の美術館から出して!」


とある誰かは、メアリーにつかみかかり、
ぎらぎらと光った眼をむき出しにしている。


「…そうなんだ、
  そっか、そうか、そぉーっかぁ…」


メアリーは、静かに右手に握ってあるパレットナイフを振り上げた。













紅い、紅い、絵具の様な血が、部屋を覆った。


「あーあ、結局皆、私は人間じゃないからって
 差別するんだね。」


彼女の碧眼からは、涙があふれている。



「誰かいないかなぁ、早くだれか来ないかなぁ。」




そう言って、彼女はこちらとは裏側の美術館を見た。






「…あ。」




そうして見つけた、歳がそう変わらない少女。

赤いリボンを付けた少女は、「絵空事の世界」という、大きな絵を見ている。



「あの子がいいなぁ、
 あの子ならきっと、私を解ってくれる…」




そしてメアリーは、少女…イヴにメッセージを残した。









    「  お    い    で    よ    イ   ヴ 」










               ◆      ◆      ◆










闇の美術館を歩く、イヴ。




「そうそう…そのまま、私の所へ来て。」




そのイヴの様子を絵の中で見つめるメアリー。



すると、イヴは倒れている青年に声をかけていた。




「……そいつは、いらないなぁ。」











            ◆        ◆        ◆





「え…嘘、でしょ!?
 これってまさか……メアリー!?」


青年…ギャリーが、メアリーの絵を凝視した。

その様子を、『聞き耳』が内容を聞き、『告げ口』が、メアリーに伝言を残した。



「……あーあ、
 知っちゃった、知っちゃった、メアリーの秘密。」



メアリーは、パレットナイフを手にとって、マネキンの首へと振りかざす。


































「邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ、邪魔だなぁ」