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二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- 夢と幻の眠り姫...... ( No.9 )
- 日時: 2012/02/25 12:58
- 名前: 永夢 雪華 (ID: W5kIcvv2)
- 参照: なかなか本筋に入らなくてすみません←
◇何処までも華麗で何処までも皮肉
朝空は地平線まで清くて。
夕空は紅く燃えて。
夜空は煌びやかに瞬いて。
<神の楽園>と呼ばれる王国は何処までも華麗だった。
立ち並ぶレンガ造りの家の赤い屋根が四方八方に広がる可愛らしい光景。
そんな都の中心には大きな宮殿がそびえ立っている。
真紅の外壁を纏い、政やなんだかんだを包み込み誰にも中身を曝け出そうとしないその姿を表現するには、威風堂々と記すのが相応しい。
ばかでかくて、とにかくばかでかい。
幼い頃から、そして、この宮殿のはずれが仕事場となってからも沙耶はそう思い続ける。
ばかでかくて、とにかくばかでかい。
それは時に安らぎを与えてくれる感情だ。
“この王国はわたしたちに寄り添ってくれている。”
“この王国が栄えている限り、わたしたちは安全だ。”
贋作(がんさく)の感情が覆い尽くす本物の歴史。
何処までも華麗なる王国は、何処までも皮肉な結末に向けて進み始める。
「くそっ・・・もう10人目か。」
「やっと10人目だな。」
「10人目なんてありえません!」
ぼろぼろになるまで使い古されたホイッスルは、それでも高々と鳴り響くのであった。
これは悲しい物語。オワリのない物語。
貴方はそれでも———全力で皆を愛してくれますか?
オワリを求めて突き進む、そんな哀れな彼らを見捨てないでいてくれますか?
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最後とか意味不明でしたねww
はい、こんな駄目小説ですけども、皆様、どうぞ優しく見守ってやってください・・・。
次こそ本題に入ります!!
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