二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマ 海の悪魔姫と太陽の天使姫 ( No.122 )
- 日時: 2012/05/20 19:14
- 名前: 姫佳 ◆MWOkRuxz12 (ID: L9PtbysF)
- 参照: テスト、無事に帰ってきました!!理科がギリギリだった…;;
第25話「双子姫の過去(part1)」
フィディオ「…ええええぇぇっ?!?!」
ラティア「医務室なんだから静かに。」
フィディオ「はい;」
ラティア「正式にいえば『義理の』ね。」
フィディオ「ということは…、血が繋がってないってこと?」
ラティア「えぇ。今から順に話すわ。」
これは、双子姫が10歳の頃の話…
?「ただいま。」
ティアラ「パパ!!お帰りなさい!!」
スカイ「クル〜!!」
双子姫の父「ライト・クラリス」は世界でも有名なサッカー選手だった。
ここ「お父さん、お帰りなさい^^」
ライト「ただいま、ここ。」
因みに、何故ここがクラリス家に居候しているのかはアメリカ戦の時に書きます。
?「お帰りなさい。練習お疲れ様。」
台所から出てきたのは双子姫の母である「ティナ・クラリス」クラリス家の社長だ。
ライト「ただいま。…ラティアは?」
ティナ「図書室で本を読んでると思うわ。」
ライト「そうか。じゃあ、呼んでくるよ。」
ティナ「よろしくね。」
〜図書室〜
ライト「ラティア、夕食だぞ。」
ラティア「お父様!お帰りなさい。」
ビアン「ニャア。」
ライト「ただいま。…何の本を読んでたんだ?」
ラティア「経済学です。私、お母様みたいな社長になりたいから…、沢山勉強してるんです。」
ライト「そうか。偉いなぁ。」
ラティア「そんな…///まだまだ未熟者ですよ。」
ラティアは照れたように笑うと、本を元の場所にしまった。その後、食堂に向かった。
〜食堂〜
ティアラ「パパ!!明日いよいよ決勝だね!!応援に行くから、絶対に勝ってね!!」
ライト「ああ!!勿論だ!!」
ティナ「世界一が決まる大事な試合だから、お弁当沢山作らなきゃね。」
ロビン「明日は忙しくなりそうですね。」
ここ「私、お手伝いするね!」
ティナ「ありがとう、ここ。」
ラティア「明日が楽しみね。ビアン、スカイ。」
ビアン・スカイ「「ニャア〜/クルル〜♪」」
夕食を終え、ラティアはソファで寛いでいた。
ライト「ラティアとティアラは、俺より強くなるだろうなぁ。」
ラティア「えっ?!そ、そんな!!私、お父様の足元にも及びません!!」
ライトの言葉を聞いたラティアは、全力で否定する。
ライト「いや、お前達はずばぬけたサッカーセンスを持っている。俺をはるかに超えるセンスをな。」
ラティア「お父様…、」
ライト「…ラティア、前から話したいことがあったんだ。」
ラティア「何ですか?」
ライト「まだ先の話だが…、ティアラ達が小学校を卒業したら『帝国学園』に入学してみないか?」
ラティア「帝国学園って確か…、」
ライト「ああ。日本の超名門校で、FFで何十年も優勝し続けている学校だ。俺も帝国出身なんだ。」
ラティア「へぇ…。」
ライト「そこにサッカー部監督の『影山零冶』という男がいてな…、皆からは『総帥』と呼ばれている。総帥は素晴らしい指導者だ。今の俺があるのも、総帥のおかげなんだ。」
ラティア「影山零冶…、…本当に凄い方なんですね。でも、どうして私に?」
ライト「帝国は勉強も凄くレベルが高い。ラティアなら勉強にもついていける。…どうだ?入学してみないか?」
ラティア「それって…、ティアラ達とは…、」
ライト「…離れ離れになるな。…まぁ、まだ先の話だ。ゆっくり考えてくれ。」
ライトはそういうと、リビングから出ていった。ラティアはベッドに入ってからも、帝国学園のことを考えていた。そして…、これが父との最後の会話になるとは知らずに、眠りについた。
翌日…、悲劇は起こった。その日、ティナとここはお弁当作り、ロビンはリムジンの点検、ラティアとティアラはライトはソファに座って話をしていた。
ラティア「…。」
ティアラ「ラティア、どうしたの?」
ラティア「…ちょっと…、考えごとをね。」
その時、銃声が響いた。そして…、気がついた時には、ライトが血まみれで倒れていた。
ティアラ「パパ…?パパ!!!しっかりして!!!ねぇ!!!」
ティアラはライトに呼びかける。
ライト「お前達が世界一になったら…、俺に優勝トロフィーを見せてくれないか…?そして…、世界の頂点から見た景色を教えてくれ…。」
そして、ライトは二度と話すことはなかった。
ティアラ「パパ!!嫌あああぁぁぁぁっ!!!」
決勝戦は中止となり、ライトの葬式が行われた。葬式に出席した全員が泣いた。ただ1人…、ラティアだけは泣いていなかった。
ここ「なんか…、信じられない…、よね。」
ディラン「うん…、」
マーク「…そうだな。」
ティアラ「もう…、二度とパパに会えないなんて…、」
ティアラはしゃがみこみ、顔を覆って泣いていた。そんなティアラを、ラティアは遠くから見つめるだけだった。
ライトが亡くなって数カ月たったある日…、クラリス家に1人の男がやってきた。
?「今日から、お前達の父親となる
『影山零冶』だ。」
***
姫佳「双子姫の過去編の間はあとがきが無いと思われます。本当にすみません!!>人<;」