二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマ 海の悪魔姫と太陽の天使姫 ( No.127 )
- 日時: 2012/05/20 19:50
- 名前: 姫佳 ◆MWOkRuxz12 (ID: L9PtbysF)
- 参照: テスト、無事に帰ってきました!!理科がギリギリだった…;;
第26話「双子姫の過去(part2)」
〜ラティアsaid〜
私達の前に現れた1人の男性…、名は「影山零冶」私は夢かと思った。お父様の尊敬している方が、私のお義父様になるなんて…、
ラティア「初めまして。ラティア・クラリスです。貴方のこと、お父様から伺っています。素晴らしい監督だって…、」
ティアラ「知ってるの?」
ラティア「えぇ。お父様の中学校のサッカー部の監督よ。素晴らしい監督なんですって。」
ティアラ「本当?!すっご〜い!!あっ、私はティアラ・クラリスです!!よろしくお願いします!!」
ここ「長宮心愛です。ここと呼んで下さい。」
ティナ「零冶さんは帝国学園の総帥だから、一緒に住むことはできないの。話したいことは電話でね。」
〜翌日 小学校の屋上nosaid〜
全「「「再婚した?!?!」」」
ティアラ「うん!帝国学園の総帥なんだって!」
一哉・秋・土門「「「帝国学園の?!?!」」」←留学してきてます
ここ「知ってるの?」
秋「勿論!!何十年もFFで優勝し続けている超名門校!!日本の中学サッカー界で、最強って呼ばれてるところだよ!!」
一哉「今年のFFも帝国学園が優勝したよな。」
土門「ああ。」
ティアラ「ふ〜ん…。そんなに凄いんだ〜…。」
マーク「ティアラは卒業したら帝国学園に入るのか?」
ティアラ「無理!!あそこ、勉強もできなきゃ入れないんだって。」
ディラン「じゃあ、ラティアが入学するかもね。」
ここ「かもね〜。ラティアは勉強できるし、サッカーも上手いし。」
月日は流れ…、ラティア達は12歳になった。ティアラ達が中学校の入学の準備中、ラティアは1人日本に来ていた。
ラティア「ここが…、帝国学園…、」
帝国学園は要塞のようなところだった。ラティアは中に入り、影山がいる部屋に向かった。
ラティア「お義父様?いないのかしら…。」
中には誰もいなかった。その時、机にあった紙が床に落ちた。
ラティア「あっ、大事な書類が…。…えっ?!」
その紙には「解体許可書」と書いてあった。とある中学校の名前が書いてあった為、そこを解体するようだ。
ラティア「な、なんで…?!」
ラティアは他の書類も読んだ。その後、机に置いてあるPCでデータを調べた。そこには、驚愕の事実が書いてあった。
ラティア「お義父様は…、こんな卑怯な手を使ってまで勝ちたいの…?!」
ラティアはいてもたってもいられなくなり、すぐに日本に帰った。そして、ラティアは帝国学園に入学しなかった。ティアラ達には影山の悪事のことは話せなかった。ティアラやティナが楽しそうに影山と電話で話しているのを見ていると、どうしても話せなかったからだ。
ティアラ達が中学に入学し、その年のFFで優勝した日から数日後…、ラティアは影山の悪事をティナに話そうと決意した。その時…、部屋に銃声が響いた。そして、ティナが倒れた。
ラティア「お母様?!しっかりして下さい!!」
ティアラ「ラティア!!今、銃声が聞こえて…、ママ?!」
ラティア「ここ!!すぐ救急車を呼んで!!それと、お母様の傍にいて!!」
ここ「う、うん!!」
ラティア「私達はベランダから犯人を追うわよ!!まだ遠くには行ってないはずだわ!!マーク達は裏庭に回って!!」
全「「「うん/ああ!!」」」
ラティアとティアラは窓を開け、ベランダから近くの木に跳び移った。
ティアラ「ママをあんな目に遭わせて…、絶対に逃がさない!!」
ラティア「犯人を捕まえたら、地獄の海で溺れ死なすわ!!」
皆は庭中探しまわったけど、犯人は見つからなかった。
ラティア「いた?」
マーク「こっちにはいなかった。」
ティアラ「こっちもいなかったよ。」
一哉「ティアラやラティアのスピードでも追いつけないなんて…、」
ラティア「お母様が撃たれてから時間はほとんど経ってなかったわ。でも、見つからなかった…。」
ティアラ「消えた…、とか…?」
ディラン「ありえないことだけど…、そうとしか考えられないよね…。」
ラティア「とにかく、病院に向かいましょう。」
〜病院〜
皆が着いた時には、ここが手術室の前の椅子に座っていた。
ここ「…手術…、8時間くらいかかるって…、」
ラティア「…そう。…皆はここにいて。」
ティアラ「どうしたの?」
ラティア「本社にこのことを伝えてくるわ。ビアン、行くわよ。」
ビアン「ニャア。」
ラティアはそういうと、病院を出た。
ティアラ「ママ…、助かるよね…?」
マーク「…ああ。大丈夫だ。」
スカイ「クル〜。」
8時間後…、手術室のランプが消えた。
ラティア「先生!!お母様は…?」
医者「一命はとりとめました。ですが…、もう二度と目は覚まさないかもしれません。」
全「「「!!!」」」
〜ティナの病室〜
病室では、人工呼吸器の音が響いてるだけだった。その時、ティナの口が僅かに動いたことにラティアは気付いた。
ラティア「お母様?!」
ラティアは傍に駆けより、耳を澄ませる。直後、ラティアは病室をとび出した。
ラティア「正直、物凄く嫌だけど…、」
ビアン「ニャア…、」
ラティア「…分かってるわ。」
ラティアは渋々電話をかけた。
?<もしもし?>
ラティア「…帝国学園ですか?…ラティア・クラリスです。」
男<ラティア様!どうなされたのですか?>
ラティア「今すぐお義父様に代わって下さい。」
男<それは無理です。>
ラティア「?!どうしてですか?!」
男<今日はFF決勝なんです。総帥は試合会場に向かわれており、連絡が取れない状態です。>
ラティア「少しでもいいんです!!お願いします!!」
男<無理ですよ…。諦めて下さい。>
ラティア「お母様がいつ死ぬか分からないのよ?!人の命より優勝の方が大事なの?!人の命を犠牲にしてまで勝ちたい人なんかに電話した私が馬鹿だったわ!!」
ラティアはそう怒鳴ると、電話を切った。その後、夜も遅い為、皆は其々の家に帰った。
翌日、朝早くからクラリス家に電話がかかった。
ラティア「もしもし?」
医者<ラティアさんですか?>
ラティア「はい。」
医者<実は今朝…
ティナさんが亡くなっていたんです。>
その言葉を聞いた途端、ラティアは受話器を落とした。