二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
- Re: イナズマ 海の悪魔姫と太陽の天使姫 ( No.143 )
- 日時: 2012/05/20 20:20
- 名前: 姫佳 ◆MWOkRuxz12 (ID: L9PtbysF)
- 参照: 今日から公立の受験で午前授業だぜぃ☆
第30話「ここの過去」
ここ「り…、こん…?」
ここの顔は青ざめていた。体中が震え、上手く言葉を発することができない。
愛「…貴女をクラリス家に預けた後、私は弾と別居したのは知ってるわね?それから1年後…、お互いによく話し合って離婚することに決めたの。今は新しい家族もいるわ。」
ここ「新しい家族って…、公園にいた男の人と男の子…?」
愛「…えぇ。…ここ、今まで黙っていてごめんなsここ「そんなの酷過ぎるよ!!」
ここは涙を流しながら立ち、そう叫んだ。幸い、人は誰もいなかった。
ここ「私…、ずっと信じてたのに…、お母さんとお父さんが仲良くなれるって信じてたのに!!そんなの酷過ぎるよ!!」
ここはそう叫ぶと、カフェをとび出した。
〜別のカフェ〜
秋「…ん?」
ラティア「どうしたの?」
秋「今、ここちゃんが走っていったような…、」
一哉「ラティア!秋!」
奥の席から声がした。振り向くと、一之瀬と土門が座っていた。ラティアと秋も席に座る。
一哉「久しぶりだね、2人とも。」
ラティア「そうね。…で、この店の飲み物って美味しいの?」
一哉「う〜ん…、俺は美味しいと思うけど。」
土門「ラティアの舌は次元が違うからな…;」
ラティア「…まぁ、良いわ。レモンティーでも頼もうかしら。」
秋「じゃあ、私も。」
ウェイトレスと呼び、其々注文する。注文した品は飲み物だけだったので、すぐにきた。
ラティア「…何これ、甘過ぎるんだけど。…で、話って何?」
一哉「…俺、手術を受けることになったんだ。」
ラティア・秋「「えっ?!」」
土門「あの時の事故の後遺症が、まだ体に残っていたらしい…。」
秋「そんな…、」
ラティア「…マークやディラン達には話したの?」
一哉「ううん。」
ラティア「…そう。…ここには?」
一哉「…話してないよ。…でも、俺の様子が変ってことには気付いてる。」
秋「じゃあ、どうして話さなかったの?」
一哉「実は、ここと話している途中にここのお母さんが来たんだ。」
ラティア「えっ?!ここのお母様が?!」
ラティアは驚愕した表情で叫んだ。
秋「ラティアちゃん、どうしたの?」
ラティア「…ここのご両親…、別居したのよ。ここが6歳の時に。」
全「「「!!!」」」
ラティア「ここのご両親は仲が悪くて、喧嘩がたえなかったそうよ。それで、ここが6歳の時に別居したんだけど…、その時はお母様がここを引き取る予定だったの。でも、お母様1人じゃここを育てられなくて…、それで親友の私のお母様に預けたの。」
一哉「そんなことが…、」
ラティア「来たばかりのここは、誰にも心を開かなかった。初めてアメリカに来たから何も分からなくて心細い、という理由もあったんでしょうね。」
土門「確かに、知らないことだらけっていうのは辛いよな…。」
ラティア「でも、少しずつ話しかけてくれるようになったの。今では、私も敵わないくらい。」
土門「ラティアは本当にここに弱いよな…^^;」
ラティア「…ティアラと姫佳以外の女の子に弱いのよ。男は普通に殺せるんだけど。」
全(((恐いって!!!;;;)))
その時、ラティアはハッとした。
ラティア「…もしかしたら、ここのお母様は…、」
秋「どうしたの?」
ラティア「…離婚したことをここに教えにきたのかもしれないわ…。」
全「「「!!!」」」
一哉「離婚って…?!」
ラティア「ここを預けてから1年後に離婚したの。ここのお母様はクラリス家が経営している会社で働いてて、前の会議で会った時に離婚したことを教えられたわ。」
秋「それって酷過ぎない?!ここちゃんは、ずっと信じて待ってたのに…!!」
ラティア「…私だってそう思ったわ。でも、これはここの家庭の問題よ。他人が口出しできる問題じゃないわ。」
ラティアはそういうと、レモンティーを飲みほした。
ラティア「…やっぱり甘過ぎるわ。…一哉、ここに手術のこと、本当に話さなくていいの?」
一哉「…ああ。もし、ここがお母さんから離婚したことを教えられたとしたら、ここは凄く傷ついていると思う。そんな状態のここに話せないよ。」
ラティア「…でも、ここがどこかで貴方の手術のことを知ってしまったら、余計に傷つくんじゃない?…まぁ、貴方が話さないことを望むなら、私は話さないけど。」
一哉「ありがとう、ラティア。」
その後、外に出た4人は其々の宿舎に帰っていった。
***
姫佳「シリアス街道驀進中〜!!因みに『弾』はここのお父さんです。」
ラティア「本当にここの過去って暗いわね…。」
姫佳「それは貴女もじゃないですか…^^;さて、次回はここがアメリカエリアに向かいます!!」