二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマ 海の悪魔姫と太陽の天使姫 ( No.188 )
日時: 2012/05/20 21:08
名前: 姫佳 ◆MWOkRuxz12 (ID: L9PtbysF)
参照: 義務教育、無事に終わりました!!

第38話「決戦前夜」


医者「怪我もすっかり良くなりましたね。明日の試合、出ても大丈夫ですよ。」
ラティア「本当ですか?!ありがとうございます!」
医者「ですが念のために、明日もう一度検査をします。」
ラティア「はい、分かりました。」

ラティアは診察室を出た後、中庭に向かった。

〜中庭〜

ここ<もしもし?検査の結果はどうだった?>
ラティア「怪我もすっかり良くなったわ。明日の試合、出ても大丈夫ですって。」
ここ<本当?!良かった〜!!>
ラティア「でも念のために、明日もう一度検査があるから、スタジアムには直接行くわ。」
ここ<分かったわ。監督に伝えておくね。>
ラティア「ありがとう。」

電話を終え、ラティアは病室に戻った。

病室の前には、茶髪が特徴的なラティアと同い年くらいの少女が立っていた。が、ラティアは少女に見覚えがなかった。その時、少女がラティアの方を向いた。

?「貴女がラティア・クラリスさん?」
ラティア「そうだけど…、貴女は?」
?「私は『雷門夏未』です。電話で何度か話したわよね?」
ラティア「貴女が…、こうして会うのは初めてね。とりあえず、中へどうぞ。」

ラティアは夏未を病室に入れた。

夏未「怪我の具合は?」
ラティア「すっかり良くなったわ。明日の試合にも出られるし。…で、貴女の本当の目的は?」
夏未「…私の考えは全てお見通しみたいね。」
ラティア「私の勘を甘く見ない方がいいわよ?」

ラティアはビアンを撫でながら、余裕そうな笑みを浮かべる。その時、1人の男性が入ってきた。

ラティア「鬼瓦刑事!」
鬼瓦「久しぶりだな、ラティア。」

ラティアは鬼瓦とは知り合いだった。元々はロビンの知り合いで、両親の事件を調べてくれている刑事だ。

ラティア「父と母の事件…、何か分かったんですか?」
鬼瓦「ああ…。…だが、まずは影山のことだ。…影山は操られていた可能性がある。もっと恐ろしい存在にな…。」
ラティア「やっぱり…、」
夏未「気付いていたの?」
ラティア「…薄々ね。だって、試合を動かすなんてこと、影山1人の力でできたとは到底思えないわ。」
鬼瓦「その通りだ。そして…、影山を操っていた人物が、お前の両親の事件に関わっているかもしれない。」
ラティア「!!」

ラティアは目を見開き、サファイアのペンダントを握りしめた。

看護婦「あの…、そろそろ面会のお時間が…、」
夏未「分かりました。ラティア、またね。」
ラティア「えぇ…。…鬼瓦刑事、色々とありがとうございました。」

夏未と鬼瓦は病室を出た。

ラティア「影山は操られていた…。そして、操っていた人物がお父様とお母様の事件に…、」

ラティアはポツリと呟いた。

ビアン「ニャア…、」
ラティア「…心配してくれてるの?…ありがとう。」

ラティアはビアンを優しく撫でる。

ラティア「…いくら操られていたとはいえ、あいつが罪を犯していたことは事実…。今まで沢山の人を傷つけて…、守や有人、フィディオも標的になって…、お母様の時も会いに来てくれなくて…、それなのに…、


















                                          どうして憎みきれないの…?!」

1人の少女の声が、静かな病室に響き渡った。





***
姫佳「中学校、無事に卒業しました!!もう皆でめっちゃ号泣したよ〜(T_T)」
ティアラ「卒業おめでとう!!」
姫佳「ありがとう!!いよいよ高校生だよん♪」
ここ「更新速度が遅くなるわね…。」
姫佳「だから、春休みの間に沢山更新する!!…とかいいつつ、明日は法事があるんだけど^^;」
ティアラ「次回からイタリア戦かな?」
姫佳「そうだね!!」