二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

Re: イナズマ 海の悪魔姫と太陽の天使姫 ( No.269 )
日時: 2012/05/21 17:58
名前: 姫佳 ◆MWOkRuxz12 (ID: L9PtbysF)
参照: いよいよ明後日、入学式だぁ!!

第54話「ライオコット島の伝説!(後編)」


ラティアは、頬を殴られたと理解するのに数十秒かかった。

セイン「…クラリス家も落ちたものだな、ラティア。」

セインの見下すような声が、ラティアの脳裏に響く。

セイン「由緒正しきクラリス家の人間が、下界の者と戯れているとは…。やはり裏切り者か。」
ラティア「裏切り…、者…?」
セイン「…ああ、そうだ。4年前、お前達は儀式に来なくなった。」
ラティア「!!それは違うの!!セイン、話を聞いtセイン「裏切り者が馴れ馴れしく呼ぶな!!」

セインの怒鳴り声に、ラティアはビクッと肩を跳ねあがらせる。そして、セインはリカの方に戻っていった。そこに、フィディオが駆け寄ってくる。

フィディオ「ラティア!!」
ラティア「フィディオ…、」

フィディオはラティアの前にしゃがみこみ、ラ殴られた頬にそっと触れた。直後、ラティアは痛そうに顔を歪める。

フィディオ「ごめん!痛かった?」
ラティア「大丈夫…。私が悪いから…、それに…、」
フィディオ「それに?」
ラティア「こんな傷より、セインに『裏切り者』って言われた傷の方が、ずっとずっと痛い…!!」

ラティアは涙が溢れた瞳でそういう。その時、フィディオはラティアを強く抱きしめた。

フィディオ「この位置なら見えないから…、泣きなよ。」

フィディオの優しい声とともに、ラティアは声を抑えて泣き始めた。

フィディオ「ラティア…、ごめん…。守ってあげられなくて…、」
ラティア「…大丈夫よ。だから、そんなに自分を責めないで。」

ラティアは涙を拭き、ニコッと笑った。直後、春奈の悲鳴が聞こえた。驚いて其方を向くと、1人の少年が春奈の前に立っていた。直後、セインが少年に向けてシュートを打つ。少年は、セインのシュートを受けとめた。

セイン「失せろ!ここはお前達のような邪悪な者共の来る場所ではない。」
?「偉そうな事言ってんじゃねぇよ!!お前こそ消えろ!!世界は魔王と魔界軍団Zが支配するって決まってんだよ!!」
綱海「おいおい…、魔界って言ったぞ…。」
セイン「笑止!世界を統べるは天の輝きのみ!天空の使徒が、今ここでお前を成敗してくれよう!」
土方「天空の使徒だって…?!」
壁山「やっぱり本物の天使と悪魔ってことッスか?!」
?「うるせぇんだよ人間ども!!ガタガタぬかすとお前等の魂も食っちまうぞ!!」

少年が怒鳴った直後、大きな雷が鳴った。

目金・壁山「「ひいぃ!!」」
ティアラ「●×▲☆※?!?!」

ティアラは涙目でマークに抱きつく。

?「…お前、クラリス家の奴ぶっ潰したのか。」

少年はラティアを見ながらいう。

セイン「クラリス家の力など必要ない。」
?「そうか。まぁ、潰れた方が好都合だ。」

少年は春奈を眠らせた後、ティアラの方を向いた。

?「…まだいたじゃねぇか。」

ティアラは嫌な予感がした。が、気がついた時にはもう遅く、ラティアと同じように吹っ飛ばされていた。直後、大きな雷がグラウンドに落ち、気がついた時にはセインと少年、リカと春奈はいなくなっていた。

塔子「春奈もリカもいない!!」
染岡「消えた…?!」

ラティアは秋に、ティアラはここに手当てをしてもらっていた。

秋「酷い怪我…、大丈夫?」
ラティア「えぇ。」
フィディオ「ラティア、頬に湿布貼るからちょっとじっとしてて。」
ラティア「ありがtティアラ「いった〜い!!し〜み〜る〜!!消毒嫌い〜!!(泣)」
全「「「…;;;」」」
ここ「じっとしないから余計に痛いのよ!!それに、ラティアの方がもっと酷いのよ?!」
ティアラ「だって、痛いんだもん!!(泣)」
マーク「ちゃんと手当てしないと、サッカーできなくなるだろ?」
ティアラ「うっ…;」
マーク「終わったらクレープあげるから。」
ティアラ「…頑張る。」
全(((子供かよ…;;;)))

2人の手当てを終え、話し合いが始まった。

ラティア「リカはセインが連れ去ったのよね?だとしたら、リカは『ヘブンズカーデン』にいるはずよ。」
円堂「ヘブンズカーデン?」
ラティア「マグニード山にある神殿よ。空気がとても澄んでいて、普通の人間が立ちいることを禁じられているの。」
鬼道「春奈を連れ去った奴は知らないのか?」
ラティア「えぇ…。でも、魔界の力を持つ先住民の少年みたいね。」
ティアラ「魔界に入っちゃいけないってパパもママも言ってたから、一度も行ったことないんだよね。」

消毒を頑張ったご褒美として(←)ティアラがクレープを食べながらそういう。

ラティア「とにかく、マグニート山に行きましょう。案内するわ。」
円堂「そんな怪我で大丈夫なのか?」

円堂のいうとおり、ラティアは両腕両足に包帯を巻いていた。それはティアラも一緒だ。

ティアラ「大丈夫!私もラティアもダメージは最小限に抑えたから!」
全「「「…は?」」」
ラティア「あんなのまともにくらったら、死ぬに決まってるじゃない。」
ティアラ「だよね〜。」
全(((この2人…、色んな意味で最強だ…!!)))

全員はマグニート山に向かった。




***
姫佳「タイトル考えるの面倒だったから、前後編に分けました♪」
ラティア「本当にめんどくさがり屋ね…。」
ティアラ「つーか、私も怪我させられたんだけど!!」
姫佳「そっちの方が盛り上がるかと思いましt((殴byティアラ」
ここ「で、セインとラティアの関係は?」
姫佳「それは、天空の使徒戦後に分かります!!」
ラティア「では、コメント待ってるわ。」